どんよりとした天気が続くと、身体的にも精神的にも辛いと感じることがあるかもしれません。とくに梅雨になると気分が落ち込むほか、頭痛がしたり、食欲不振になったりなど体調不良に陥る人も少なくないようです。
ある説では、コーヒーが梅雨を上手に乗り切る助けになるといわれていますが、いったいどのような根拠があるのでしょうか? 本記事では、梅雨とコーヒーの意外な関係についてご紹介します。
目次
なぜ梅雨の時期に体調が悪くなるの?
梅雨どきになぜ体調不良を起こしやすくなるのでしょうか?
水分が体外に排出されにくい
夏本番に向けて気温が高くなっていく梅雨どきは、湿度が高くなる時期です。一般的に、ヒトは1日に2リットル以上もの水分を汗や尿という形で排出しますが、湿度が高いと体外に水分を排出する機能が鈍くなります。十分に水分が排出されずに水分量のバランスが維持されないと体内に老廃物が溜まり、むくみやすくなります。
むくみ自体は病気ではありませんが、体がむくむのは血液循環が悪くなっている証拠です。血液の流れが悪くなってしまうと酸素や栄養が体に隅々に行き渡らず、倦怠感を覚えたり、体調不良になったりします。
自律神経が乱れやすくなる
気圧や気温の変化にストレスを感じると、自律神経が乱れやすくなるといいます。自律神経の乱れはめまいやふらつきをはじめ、頭痛や肩こり、関節の痛みといった不快な症状をもたらすことに。とくに四季のある日本は寒暖差が激しく、季節の変わり目には体調不良を訴える人も多いのではないでしょうか。天候が安定しない梅雨の時期も例外ではなく、自律神経が乱れた影響で心身ともに不調に陥ることがあります。
梅雨は雨の日が多いですが、これは暖かな空気と冷たい空気がぶつかって梅雨前線が生まれ、その付近に低気圧が発生するからです。じつは気圧と自律神経は密接な関係があり、気圧が低い梅雨の時期には副交感神経が優位になるのだとか。通常、日中に活発になるのは交感神経ですから、梅雨の時期のように昼間に副交感神経が活発になってしまうと、途端に自律神経のバランスが崩れることになります。
コーヒーで梅雨どきに感じる不調を軽減しよう
梅雨の時期に起こるさまざまな心身の不調を少しでも軽減したいなら、コーヒーに頼ってみてはいかがでしょうか? ここでは、コーヒーが梅雨の時期の心身の不調を取り除いてくれると期待できる理由についてご紹介します。
コーヒーの利尿作用でむくみを取る
むくみを取るためにも、梅雨の時期には利尿作用のある食品を積極的に摂りましょう。コーヒーには利尿作用があるといわれていますが、コーヒーに含まれているカフェインには体内の水分の再吸収を抑制する働きがあるのだとか。カフェインによって水分の再吸収が阻害されると、腎臓で作られる尿の生成量が増加して、体外に水分が排出される回数や量が増えます。
ですから、利尿作用のあるコーヒーを飲むことで、体内の水分が排出されにくい梅雨の時期でもむくみ知らずになれるでしょう。むくみは見た目の悪さだけではなく、「万病のもと」といわれる冷え症を悪化させますから、ぜひコーヒーを飲んで対策を行いたいですね。
コーヒーでリラックス
好ましいと感じる香りを嗅ぐと落ち着いたり、心がフッと軽くなったりするのではないでしょうか? ご存知のように、コーヒーの香りにはリラックス効果があります。ストレスを受けて乱れた自律神経を整えるには、リラックスすることがなによりも大切です。また、コーヒーには交感神経を活発にする働きがあることで知られていますが、副交感神経が優位になりやすい梅雨どきに飲むことで自律神経のバランスを整える助けになるかもしれません。
コーヒーを飲んでやる気を高める
心身ともにスッキリしない状態のときには、やる気が出ないなんてこともしばしば。「梅雨の時期はなにをするのもダルい…」なんていう人も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。そんなときには、コーヒーのカフェインが持つ覚醒作用で眠気を追い払うと同時に、集中力を高めてやる気を奮い起こしてみましょう。やる気を起こす神経伝達物質はドーパミンと呼ばれていますが、コーヒーに含まれるカフェインはドーパミンを抑制するアデノシンの作用を抑えて、やる気を高めるとされています。
おわりに
コーヒーのカフェインに含まれる利尿作用や覚醒作用、そしてコーヒーの香りが持つリラックス効果は、梅雨どきに感じる不快さを軽減するのに役立つでしょう。もちろんコーヒーは万病薬ではないので、飲むだけで梅雨の時期に発生するさまざまな不調がたちどころに治る訳ではありません。
それでも、香りの良いおいしいコーヒーを飲めば、不快に感じることもなんとかやり過ごすことができるのではないでしょうか。
鬱々した気分になりやすい梅雨の時期には、コーヒーを飲みながらゆったりと過ごすよう心掛けたいですね。
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