「コーヒーがニキビの原因になる」というはなしを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
コーヒーでニキビができる原因は、カフェインや利尿作用、そのほか砂糖やミルクなど、さまざまな理由があげられます。
しかし、いくらニキビを防ぐためでも、コーヒーを好きな方がコーヒーを飲めないのはつらいですよね。
そこで今回は、ニキビができる理由や原因と、ニキビができにくいコーヒーの飲み方を紹介します。
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目次
コーヒーを飲むとニキビができるといわれる理由は?
コーヒーそのものにニキビを作る成分はありませんが、コーヒーをたくさん飲みすぎたり、飲む時間によってニキビができる原因をつくってしまうと言われています
「コーヒーでニキビができる」と言われるのには、コーヒーの飲み方に大きな原因があると考えられます。
コーヒーの利尿作用がニキビの原因になる
コーヒーには利尿作用があるので、コーヒーを飲むと尿といっしょに栄養素も体の外に出ていきます。
その成分には肌に必要なビタミンBやビタミンCなども。
ビタミンBは肌の皮脂量の調節や細胞を作る働きをしています。
ビタミンBが減ると、毛穴のつまり、ターンオーバーなどの肌トラブルを起こしてニキビの原因に。
ビタミンCはニキビなどの炎症をおさえる働きをするため、ビタミンCが足りなくなるとニキビができやすくなります。
コーヒーに含まれるカフェインの覚醒作用が自律神経を乱れさせる
コーヒーのカフェインには覚醒作用があり、摂り過ぎると自律神経が乱れ、交感神経の働きを促します。
交感神経が活発になると男性ホルモンが刺激をうけ、肌にたくさんの皮脂が分泌されるのです。
その結果としてニキビができやすくなります。
コーヒーに入れる砂糖・コーヒーフレッシュがニキビの原因になる
コーヒーでニキビができる原因は、一緒に入れる砂糖・コーヒーフレッシュにもあります。
砂糖の摂り過ぎがニキビを作る
コーヒーに砂糖を入れて飲む方もいますが、砂糖のGI値は90~100と高めです。
GI値が高くなるとニキビができやすくなるので、ニキビを作りたくないのならブラックでコーヒーを飲むのがおすすめです。
コーヒーフレッシュに含まれた「トランス酸」がニキビのもと
コーヒーフレッシュは、コーヒーなどに加えるポーションクリームのことで、牛乳や生クリームを使用した乳脂肪ではなく、主原料が植物性脂肪であることが多いです。
コーヒーフレッシュには、マーガリンなどの植物性脂肪が原料となる食品には「トランス酸」が含まれています。
トランス酸は体内で代謝されずに、老廃物や毒素として体に残ってしまうこともあります。
毒素になったトランス酸が体内に溜まると、肌の新陳代謝が低くなり、ニキビを発症しやすくなるのです。
ニキビを防ぐコーヒーの飲み方
コーヒーを飲んでニキビができてしまうなら、飲む量や時間帯に気を付けるなどの注意が必要です。
カフェインレスコーヒーを飲む
コーヒーのカフェインを摂り過ぎると交感神経が皮脂の分泌を活発にさせて、ニキビが出やすくなります。カフェインレスのコーヒーなら自律神経や交感神経が影響を受けることはありません。
どうしてもコーヒーを飲みたいときは、カフェインレスのコーヒーを飲むのがおすすめ。
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コーヒーは空腹時には避ける
コーヒーには胃の分泌を促す作用があります。
そのため、お腹が空いているときに飲むと、胃を荒らしてしまうことも。
胃腸の調子が悪くなると栄養を吸収しにくくなり、肌荒れやニキビが出てしまう場合もあるのです。
コーヒーを飲むなら、食事の前や空腹時は避けて、食後に飲むのがよいといえます。
寝る前のコーヒーはNG
ニキビなどの肌荒れの原因に睡眠不足がよくあげられます。
コーヒーを飲みすぎると、カフェインの覚醒作用が眠りを妨げるので、睡眠不足になりやすいのです。
カフェインの効果が続くのは、およそ8時間前後といわれています。コーヒーを飲んで眠れなくなるなら、睡眠の8時間くらい前までにコーヒーを飲むようにするのがよいでしょう。
コーヒーを飲む時間と飲み方を工夫してニキビを防ぐ
コーヒーはカフェインも多いため、胃腸や睡眠に影響を与え、結果としてニキビができる場合もあるでしょう。
時間とタイミングを上手に使えば、ニキビを作らずにコーヒーを飲むこともできますね。
少しの工夫でニキビや肌荒れを防げば、安心してコーヒーが飲めるのではないでしょうか。
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