みなさんはカフェオレやカプチーノを飲むとき、コーヒーに何を入れますか? 「そりゃ、牛乳でしょ」と、多くの方は答えるかもしれません。でも、欧米では大豆やナッツなどから作られる植物性飲料をミルクの代用品として利用する人が増えているのをご存じですか?

 

動物性食品をいっさい摂らないヴィーガン、牛乳の消化が適切にできないラクトースアレルギー・乳糖不耐症、ダイエットなど、植物性飲料を選ぶ理由は人によってさまざま。こうした需要に応えるように、植物性のミルク代替品の種類もいろいろと発売されています。

 

本記事では、コーヒーに使うミルクの代用品として海外でも注目を集めている、植物性飲料5種類をご紹介します。

 

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ミルク代用品としてはおなじみの「豆乳」

ミルク代用品の1つとして、日本でもすっかり定着している豆乳。豆乳を使ったスタバのソイラテなども女性を中心に人気を集めていますよね。豆乳の基本的な原料は大豆と水。水に浸した大豆をかくはんしたあとに煮込み、ふきんなどでこしたものが豆乳となります。

 

見た目は牛乳に近いですが、大豆が原料なので青臭さが残り、これが苦手な人がいるのも事実。そのため、ココア・抹茶・バナナなどの味をつけたり、無調整でも飲みやすく仕上げられた豆乳が多く市販されています。

 

コーヒーに入れると、牛乳には及びませんが多少のまろやかさが出ます。味つきの豆乳を用い、フレーバーをつけて楽しむのも良いでしょう!

 

  • 使用する材料:大豆、水(市販の投入などでも可)
  • 作り方:一晩水に漬けた大豆と、大豆の3~4倍量の水をフードプロセッサーなどで1分ほどかくはん。鍋に入れ替えていったん沸騰させたあと、15分くらい弱火で煮ます。これをふきんや茶こしなどでこして出来上がりです。
  • 豆乳を入れたときのコーヒーの変化:ミルクほどではないものの、わずかなまろやかさが加わります。自家製豆乳は青臭さが出ることも。

コレステロール0で低カロリーな「アーモンドミルク」

豆乳ほどの知名度はないものの、アーモンドミルクは大手食品メーカーからも商品が登場し、徐々に浸透しつつあります。

 

アーモンドミルクは、アーモンドと水を原料としたドリンクで、家でも比較的簡単に作れます。豆乳と異なり、加熱せずにできる点も魅力です。

 

コレステロール0で低カロリー、ビタミンEなどを豊富に含んでいる点がアーモンドミルクの魅力。ダイエット中でカロリーやコレステロールが気になるときなどには、牛乳の代用品としておすすめです。

 

  • 使用する材料:アーモンド、水(市販の投入などでも可)
  • 作り方:一晩水に漬けたアーモンドと、その3倍量の水をフードプロセッサーなどで1分ほどかくはん。これをふきんや茶こしなどでこして完成。
  • アーモンドミルクを入れたときのコーヒーの変化:アーモンドの味は消え、多少のまろやかさが加わります。

特有の甘い香りがほんのり漂う「ココナッツミルク」

カレーなどの料理・スイーツにも利用されるココナッツミルク。ココナッツの果肉をすり、水と一緒に煮込んでろ過したものがココナッツミルクで、ココナッツの中に入っているジュースとは異なります。

 

ココナッツミルクは乳白色でとろみがあり、見た目は牛乳に似ています。コーヒーに入れると、ココナッツの甘い香りがほんのりと漂います。が、味が甘くなるわけではありません。

 

海外では、ココナッツミルクにバニラエッセンスやメイプルシロップなどを加えてココナッツミルククリーマーをつくり、コーヒーに加えて楽しんでいる人もいますよ。

 

  • 使用する材料:市販のココナッツミルク、ハチミツまたは、メープルシロップ、バニラエッセンス
  • 作り方:ココナッツミルク200ccに対し、ハチミツやメープルシロップの分量は大さじ1程度、バニラエッセンスは少々。これらの材料をフードプロセッサーに入れ、かくはんして出来上がりです。
  • ココナッツミルクを入れたときのコーヒーの変化:わずかにココナッツの香りがし、まろやかさが増します。ココナッツミルククリーマーの場合、甘味とバニラのフレーバーが加わります。

海外セレブも注目の「カシューナッツミルク」

ナッツ製のミルクとあって、カシューナッツもカロリーやコレステロールが低く、ビタミンEも豊富な点が魅力のドリンク。美容に熱心な海外セレブたちも注目しているそう。

 

市販のカシューナッツミルクは、まさにカシューナッツ味の飲み物。無糖のものでもわずかながらに甘味があります。

 

コーヒーに入れるとカシューナッツの味わいはほとんど消え、ある程度のまろやかさが出ます。ただし、コーヒーが冷めてしまうと、カシューナッツミルクの青臭さが目立つ可能性もあるので、温かいうちに飲み切ってしまいましょう。

 

  • 使用する材料:カシューナッツ、水(市販の投入などでも可)
  • 作り方:一晩水に漬けたカシューナッツと、その3倍量の水をフードプロセッサーなどで1~2分ほどかくはん。これをふきんや茶こしなどでこして出来上がり。
  • カシューナッツミルクを入れたときのコーヒーの変化:わずかな甘みとまろみが加わります。冷めると青臭さが目立つ可能性もあり。

バリスタも認めた「オーツミルク」

オーツミルクは食物繊維やカルシウム、ビタミンなどを豊富に含んでおり、海外では人気上昇中のドリンク。他のミルク代替品よりも泡立てやすいこともあり、オーツミルクを用意しいているコーヒーショップがアメリカなどでは増えているとか。

 

オーツミルクの材料はオーツ麦と水だけ。オーツ麦は大豆やナッツのように一晩水に漬ける必要はなく、簡単にできます。味が物足りなければ、塩やハチミツなどを加えてみましょう。

 

市販の製品はオーツ麦と水以外に、オイルや食塩などが含まれています。無糖の製品でも甘味があり、自家製よりも飲みやすいものが多いでしょう。乳製品ほどではないもののコクがあり、コーヒーに入れると麦の香ばしさがほんのりと漂います。

 

  • 使用する材料:オート麦、水(市販の投入などでも可)
  • 作り方:オート麦と、その4倍量の水をフードプロセッサーなどで1分ほどかくはん。これをふきんや茶こしなどでこして出来上がりです。
  • オーツミルクを入れたときのコーヒーの変化:麦茶のような麦の香ばしさがわずかに漂い、多少のまろみとコクが出ます。

最後に

以上、ミルク代用品として欧米などで注目されている5種類の植物性飲料をご紹介しました。みなさんも時には、牛乳とはひと味もふた味も違うこれらのドリンクを使ったコーヒーをお試しください!

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