「ブラジルのイメージは“コーヒー”ですよね!」そんなニュアンスで書いてあるコーヒー関連サイトをよく見かける。んなこたない。ブラジルのイメージは「サッカー」と「サンバ」だと思う。だが調べてみるとコーヒーの輸出量世界一ではないか。

 

さらにコーヒー文化が国民に浸透し過ぎているため、歯医者の待合室にコーヒーが出るなんて話も聞いてしまった。最初はジョークだと思ったがどうやら実話らしい。そんなぶっとんだ国、ブラジルのコーヒー事情を解説します。

ブラジル産のコーヒーがNO.1たるゆえんは「アラビア種」?


なんと世界に流通しているコーヒー豆の約30%がブラジル産。当然、生産量は世界1位!ブラジルには熱帯雨林・熱帯高原が多く、コーヒー豆を栽培するのに適した地域とされ、特にゴイヤス州・サンパウロ州・ミナス州では盛んにコーヒー豆の栽培が行われている。

 

コーヒー豆にはアラビカ種、ロブスタ種、リべリカ種の三種に大別されるが、この中で最も品質が高いのはアラビカ種。ブラジルではこのアラビカ種を主に栽培している。つまり、ブラジルは「品質の高いコーヒーを世界一大量に生産している」ということなのだ。このことからブラジルは“コーヒーの国”と呼ばれているのではないだろうか。

ブラジル産のコーヒー豆の特徴

「ぜひとも高品質と言われるブラジルのコーヒー豆を買ってみたい!」そう思われる人もいるかと思う。しかし、“ブラジル産のコーヒー豆”と一言に言ってもその種類は多岐にわたる。

 

コーヒー豆専門店の多くは

「ブラジル・サントスNO2・スクリーン19・ストリクトリーソフト」
などと表記して豆を販売しているので、コーヒー豆に詳しくない人は3秒で理解を放棄してしまうだろう。

 

「ブラジル」→ 生産国
「サントス」→ 出荷される港の名前
「NO2」→ 300g中の欠点豆の量。NO2~NO8まであり、数字が大きいほど欠点豆が多い
「スクリーン19」→ 豆のサイズ。数字が大きいほど大粒。平豆はNO12~20、丸豆はNO8~NO13に分類される。
「ストリクトリーソフト」→ 味の格付け。ストリクトリーソフトが最高級とされ、順にソフト、ハード、リオゾナ(リオイ)とランクが下がる。

 

この表記の読み方は、ブラジルのサントス港で出荷された、欠点豆が少なく大粒。味の格付けは最高級の豆ということになる。

ブラジル産のコーヒーは中煎りがおすすめ!

ブラジル産のコーヒーの特徴は“安心感”のある味とされている。つまり、後味や苦味、酸味のバランスが優れているので非常に飲みやすいのだ。焙煎の際に注意したいのが焙煎時間。

 

焙煎時間は「中煎り」が良いとされるが、

 

中煎りは
「ミディアム・ロースト(16分~18分)」
「ハイ・ロースト(18分~20分)」
「シティ・ロースト(20分~21分)」

 

と分けられる。数分の差なのだが苦味の出方が大きく変わるので、自分で焙煎する場合には煎り分けしてみても面白いかもしれない。

ブラジル産のコーヒーは庶民が飲めない高級品?


ブラジル人と言えば陽気なイメージがあるが、ブラジル産コーヒーの歴史は暗い。19世紀、ブラジル産のコーヒーは主に奴隷が栽培し利益はアメリカがかすめとっていたのだ。1850年の奴隷制度の廃止に伴ない、奴隷だった人にも賃金が発生するようになったが、利益の大半はアメリカが握っており、その図式は今現在でも続いている。

 

事実、ブラジル人の多くは自国で作っている高級豆でコーヒーを飲む人は少ない。ほとんどの人が欠点豆やロブスタ種で淹れたコーヒーを飲んでいるというのだ。その側面を考えながらブラジル産のコーヒーを飲むと、ありがたみもひとしおである。

 

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