コーヒー豆や挽豆はどこに保存していますか?

あらかじめ封入されていた袋や缶をそのまま使用しているという方もいるかと思います。ですが、それらすべての袋や缶がコーヒー豆を長期保管するように設計されているわけではありません。

 

多くは、あくまでも『入れ物』として作られているのです。

豆の酸化防止を始め、香りや風味を損なわないためにもコーヒーの保存容器は必須アイテムとなります。ここではコーヒー豆や挽豆を保存する『コーヒーキャニスター』を紹介していきます。

コーヒー豆の酸化を防ぐにはなにに気をつければいいの?

コーヒー豆や挽豆を酸化させない3原則は『遮光性・保冷性・密封性』になります。

 

・遮光性 コーヒー豆は紫外線(日射)に長時間当てると風味が損なわれます。保存容器は遮光性に優れたものを選びましょう。
・保冷性 コーヒー豆を保存する環境は15℃以下が理想です。長期保存のため冷凍庫を使う場合もあります。
・密封性 コーヒー豆に限らず、食品は空気に触れると酸化速度が早まります。保存容器はしっかりと密封できる構造のものを選びましょう。

この3原則を踏まえながら、コーヒーキャンスターの素材を見てみましょう。

コーヒーキャニスターの素材とそれぞれの特徴

コーヒーキャニスターは主に『プラスチック製・金属製・ホーロー製・陶器製』の4つに分かれます。

それぞれのメリット・デメリットを挙げていきます。

 

  • プラスチック製

他のキャニスターに比べ安価で軽量、落としても壊れないといった扱いやすさが特徴です。ですが、密封性は商品によって大きく異なるので、購入の際は蓋の部分をよくチェックしましょう。また、遮光性に乏しいので保存の際は冷暗所に置くようにしてください。

 

  • 金属製

密封性も高く、遮光性にも優れているのが特徴です。ただし、水場などに設置するとサビを作ってしまうこともあります。また、長期間の保存は豆に金属の匂いが移ってしまう恐れがあります。

 

  • ホーロー(琺瑯)製

金属製と陶器製の中間に位置するホーロー製。デザインも凝ったものが多く、遮光性、密封性に優れています。さらに雑菌が繁殖しづらいのでコーヒーの風味を保ちやすい特徴を持っています。ですが、衝撃には弱いので取り扱いには十分注意しましょう。また、水分や塩分によって素材が劣化し、サビを作ることがあるので水場などの設置は避けてください。

 

  • 陶器製

遮光性、密封性に優れた素材です。ただし、他のキャニスターに比べ重量があり、割れ物ですので取り扱いには注意が必要です。

 

コーヒーキャニスターを選ぶとき、見落としがちなのはキャニスターのサイズ――『容量』です。

キャニスターでの保存期間は最長で1ヶ月と言われています。つまり、あなたが『1日の内コーヒーを何杯飲むか』が容量を選ぶ基準となります。

 

仮にコーヒーを1日3杯飲むとすると、使用するコーヒー豆は約36g(1杯あたり12gで算出)です。

これを1ヶ月分(30日)に換算すると約1080gになります。この場合、キャニスターの容量は1L以上のものが望ましいということになります。

 

『遮光性・保冷性・密封性』・『素材』・『容量』これらを兼ね備えた自分好みのコーヒーキャニスターを見つけましょう。

次項では売れ筋コーヒーキャニスターを紹介していきます。

売れ筋コーヒーキャニスターを一挙公開!

編集部が数あるコーヒーキャニスターの中から、使えそうな商品を選んでみたのでご紹介したいと思います。

・HARIO (ハリオ) 珈琲キャニスターM ブラック MCN-200B

他のキャニスターに比べ非常に安価な値段設定。

容量はMedium(800ml)とLarge(1000ml)から選ぶことができます。Mediumはコーヒー豆や挽豆を250g前後、Largeは350g前後保存することができます。

 

このサイズですと1日1杯コーヒーを飲むか、飲まないかくらいの方におすすめです。プラスチック製で扱いやすく、密封性にも優れているので初めてのキャニスターにいかがでしょうか。

 

Medium

価格:684円(Large 618円)

素材:プラスチック

商品重量:299 g(Large 399g)

サイズ:径9.9×高14.2cm、口径9.6cm(Large 径9.9×高18.9cm、口径9.6cm )

内容量:800ml(Large 1000ml)

 

・Coffee Gatorコーヒーキャニスター(ステンレス製)

【密封バルブ/日付表示/さじ/コーヒーの淹れ方の電子書籍メール付き】

コーヒーキャニスター

コーヒーキャニスター大サイズ(グレー)

保存容器ステンレス製 密封バルブ/日付表示/さじ/コーヒーの淹れ方の電子書籍メール送付

 

デザインもオシャレなCoffee Gator社のコーヒーキャニスター。カラーはグレー・ピンク・シルバーから選べます。

ステンレス製なので密封性・遮光性に優れており、蓋には保存期限を計測できるダイヤル式タイマーを搭載しています。

 

また、CO2を排出するバルブが付いているので長期間の豆の香りや風味を逃がさない安心設計です。

また、商品のおまけとして『極上のコーヒーを淹れるための5つの重要なステップ』という電子書籍がメールにて送付されるのも嬉しいポイントです。

 

【中サイズ】

価格:3,188円(小:3,148円大:3,599円)

素材:ステンレス

梱包サイズ:15.8 x 14.4 x 14.2 cm(小:13 x 13 x 11 cm 大:20 x 14.4 x 14.2 cm)

内容量:1300ml(小:900ml 大:1900ml)

 

・E-PRANCE コーヒーキャニスター(ステンレス製) 【U型  スプーン付き 1.5L】

U字型のフォルムが特徴のコーヒーキャニスター。

材質はステンレスで遮光性、密封性に優れ、錆びにくくコーヒー豆の品質をあらゆる角度から守ります。

備え付けのスプーンは蓋の裏に取り付けられる設計になっており非常にコンパクトな造りとなっています。

 

デザインも洗練されていて金額もお求め安い商品。

容量はたっぷりサイズの1500ml!1日2、3杯のコーヒーを飲む人やご家族でコーヒーを飲む人におすすめのキャニスターです。

 

価格:1,699円

素材:ステンレス

商品重量:472g

サイズ:17cm×12.5cm×11cm

内容量:1500ml

・江東堂高橋製作所 茶筒生地缶 平缶200g

作業工程のほとんどを手作業で行っている江東堂高橋製作所のコーヒーキャニスター。じつはこの商品コーヒー専用ではなく、あらゆる乾物の保存容器として作られています。

 

蓋は二重構造になっているのでコーヒー豆の風味や香りを逃がしません。

また、素材はスチールなので遮光性にも優れています。

シンプルながら日本の技術が凝縮されたキャニスターです。

 

価格:1,134円

素材:スチール

商品重量:0.119kg

サイズ:8.9×8.9×10.8cm

内容量:記載なし(レビューによるとコーヒー豆200g収納できたとのこと)

・Melitta ステンレス キャニスター MJ-2156【メジャースプーン付き】

コーヒー器具大手Melitta社のコーヒーキャニスター。蓋が透明になっているのでコーヒー豆の残量が一目で分かります。缶と蓋のジョイント部にはシリコンが使用されているので密封性も抜群です。容量は800mlと小さいので、様々な産地の豆を保存するのに、複数個購入するのがいいかもしれません。

価格:2,452円

素材: ステンレス(蓋はガラス製)

商品重量:280g

サイズ:110×110×130mm

内容量:800ml(コーヒー豆200g相当)

・Airby 木製蓋ホウケイ酸塩ガラス製気密缶

ホウケイ酸ガラスという特殊な素材を使ったコーヒーキャニスター。
この素材は通常のガラス製品に比べ熱や衝撃に強く、代表的な硬質ガラスとして知られています。

 

また、【木蓋・ガラス】という組み合わせはコーヒー豆に容器の匂いが移りにくいという特徴を持っています。やや遮光性が低いのが難点ですが、密封性は高いので透明な容器をお探しの人におススメの商品です。

 

価格:小:1,299円 中:1,439円 大:1599円

素材:ホウケイ酸ガラス

商品重量:181 g(中:259 g 大:467 g)

サイズ:高8.2×上蓋8×下部7.6cm

(中:高14.7cm×上蓋10cm×下部9.6cm 大:高21.7×上蓋10×下部9.6cm)

内容量:小:300ml 中:800ml 大:1350ml

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コーヒーを美味しく飲むには保存方法が大切

遮光性・保冷性は設置場所次第で保てるので、キャニスターを選ぶときは密封性に注目しましょう。

今回紹介した6つの商品はどれも密封性に優れていますので、あとはデザインや材質、容量など自分好みのキャニスターを選びましょう。

 

いつものコーヒーを長く美味しく飲むためのコーヒーキャニスターの紹介でした。

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