みなさんもご存知の通り、コーヒー豆はコーヒーの実のタネの部分を焙煎したものです。「豆」と言っても、エンドウマメやソラマメなどの「豆類」とは似て非なるもので、「コーヒーノキ」という木の実から収穫することができます。

 

……ここまでは、cafend読者の方にはなんとなく知っている方も多いかも? でも、コーヒーノキという植物が一体どのようなもので、どんな過程で果実ができるのかを知っている人は少ないハズ。

 

今回は、謎多き「コーヒーノキ」についてご紹介します。

まずは基本!コーヒーノキとは

コーヒーの木

コーヒーノキとは、リンドウ目アカネ科コーヒーノキ属に属する植物で、主にコーヒーの原料となる栽培品種のことを言います。

 

アカネと言ったら聞いたことがある方が多いと思いますが、抽出できる染料で染めた赤色の事を「茜色」と呼ぶ、あのアカネの仲間なのです。

 

常緑、光沢のある大きな葉を持つ木で、成長した時の高さは10m以上に達するのですが、コーヒー農園などでは収穫しやすくするよう5m程度で切ってしまうところが多いそうです。切ってしまっても果実をつけることができる丈夫さも、コーヒー栽培が発展した一つの要因なのかもしれませんね。

 

発芽してから3~5年で花を咲かせます。その後50~60年に渡って果実を付け、これがコーヒー豆の原料である「コーヒーチェリー」というものです。

 

コーヒーチェリーは黄緑色、熟すと赤くなるのが一般的ですが、一部の品種では黄色く熟するイエローブルボン、カトゥーラなどの品種も存在します。

 

この果実の量はそれほど多くないため食物としての流通はほとんどしていませんが、甘みがあって普通に食べられるそうです。

 

よくコーヒー農場の収穫時に、お手伝いの子供達が口に運ぶのを目にしますが、実は果実にもカフェインが含まれているそう。

 

また最近では日本でも「コーヒーチェリー・ティー」という飲み物が飲めるお店もあるそうです。

コーヒーノキの花は短命で可憐。香水の原料にも?

コーヒーノキは、白くて小さな可愛らしい花を咲かせます。この開花期間はほとんど1日程度で非常に短命。そして、この花はジャスミンによく似た特徴的な香りがすることが知られています。

 

スイスのある女性実業家が南米のコーヒー生産国であるコスタリカを訪れた際、この爽やかな香りに魅了されて香水の原料にしたというエピソードがあります。

 

「山の花」と名付けられたその香水は、コスタリカへ観光に訪れるアメリカ人を中心にヒットし、その後その女性は、コスタリカにおける「最も革新的な女性企業家賞」として表彰されたのでした。

 

開花後に花を積んでしまっても実を結ぶという特性も、この逸話を支える重要な要素だったりします。

実は日本でも!?コーヒーノキが栽培されている地域について

コーヒーノキは、主に熱帯地域の国で栽培されています。

 

実はコーヒーノキは、寒すぎると枯れてしまうくせに、暑いだけだと美味しい果実を付けないというワガママな特性を持っています。

 

日中と夜間の温度差が大きい方がより品質の高いコーヒーを生産できるのです。スペシャルティコーヒーの生産地の多くが熱帯地方で、かつ標高の高い山地に集中しているのは、そのためです。

 

実は、コーヒーは日本でも栽培されているんです。温暖な地域に限られるため、沖縄や小笠原諸島などで小規模生産をされているのが主で、通常のコーヒーショップで見かけることは稀です。もし見かけた際は是非とも味見してみてください。

 

観賞用としてのコーヒーノキも

 

コーヒーの木コーヒーの木は、数年で真っ赤な果実をつけることから観葉植物としても一般的に扱われています。

 

前述の通り寒さには弱いため、普段人の生活する室内で生育することが条件。また強い日光を浴びると葉焼け(日光のダメージを受けてしまうこと)してしまうので、直射日光に当たらない場所に置いてあげる必要があります。熱帯の植物なのに、なんだか意外ですよね。

 

そして意外にもそれほど珍しいものではなく、ホームセンターなどでも手に入るほど観葉植物としては認知されているようです。

 

カフェなんかでもたまに飾ってあることがあるコーヒーノキ。

 

コーヒーファンの方はインテリアアイテムとして導入するのもいいかもしれませんね!

 

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