コールドブリュー

いまや夏の定番ドリンクに仲間入りし、知名度上昇中のコーヒー「コールドブリュー」。まろやかな苦みとさっぱりとした味わいは暑い季節にぴったり。そんなコールドブリューですが、依然としてアイスコーヒーと混合している人も少なからずいるよう。

 

ここではアイスコーヒーとの違いから、コールドブリューの作り方、おススメのアレンジレシピまでたっぷりとご紹介していきます!

アイスコーヒーとどう違うの?

まずは、アイスコーヒーについて簡単におさらいしましょう。アイスコーヒーは、挽いたコーヒー豆、またはインスタントコーヒーに熱いお湯を注いで抽出し、氷の入ったグラスなどに入れて冷たくして飲むドリンク。英語で「iced coffee」と言われるように、熱いコーヒーを氷で冷やした飲み物です。熱い淹れたてを注ぐため、氷が溶けて薄まることを考慮し濃く抽出するという点もアイスコーヒーの特徴

 

一方のコールドブリューはお湯を使わず水で淹れるコーヒー。基本的な作り方は2通りあります。

 

1つは、挽いたコーヒー豆に水をポツリ、ポツリと1滴ずつ垂らしてコーヒーを抽出する方法です。これには、専用のドリッパーを使うのが一般的。もう1つは、メイソンジャーなどの容器に挽いた豆と水を入れ寝かして作る方法です。

 

抽出時間は、専用ドリッパーで23時間~、ジャーなどを用いる場合は十数時間ほど必要ですが、熱湯でなく水を利用することで、コーヒー豆の甘味を引き出しつつも油分や酸味をあまり抽出しないため、マイルドでクリアなコーヒーになるのです。

コールドブリューの作り方って?

コールドブリュー

ここでは、ジャーを使った方法をご紹介します。作り方はいたって簡単。容器に、粗挽きしたコーヒー豆と水を入れて、室内、または冷蔵庫に置いて寝かすだけ、です。抽出後はコーヒー豆をこし、別容器に入れて冷蔵庫で冷やすこと。数日間は作り置き可能です。

 

コーヒー豆と水の割合は1:10程度、抽出時間は12~18時間くらい。豆と水の割合を11にすると濃縮コールドブリューとなり、水で薄めて飲んだり、アレンジに使ったりすることができます。

 

コーヒー豆の煎り具合、水との割合、抽出時間などに「絶対にコレ」というルールはないので、あれこれ試しつつ、自分の好みを探してみるとよいでしょう。

 

抽出時間が長い点はコールドブリューのデメリットに挙げられることもありますが、例えば、夕食後や寝る前に準備しておけば、忙しい朝には何の手もわずらわすことなく、できたてのコールドブリューを味わえるというメリットも。やはり、この手軽さはコールドブリューの魅力の1つです。

コールドブリューのアレンジレシピ5選

コールドブリュー

ここからはコールドブリューや濃縮コールドブリューを使ったアレンジレシピをご紹介しましょう。

コールドブリュートニック

濃縮コールドブリューをトニックウォーターで割って作る、一種の“炭酸コーヒー”。シュワッとした炭酸がさわやかな夏にぴったりのドリンクです。

 

《作り方》

  • グラスに氷を入れる
  • 氷の入ったグラス半分にトニックウォーターを注ぐ
  • 2にトニックウォーターと同量の濃縮コールドブリューを注ぐ
  • レモンスライスを入れて出来上がり

コールドブリューレモネード

しぼりたてのレモン果汁の酸味とコーヒーの相性もバッチリ。

 

《作り方》

  • レモンから果汁30㏄をしぼる
  • 1に水120㏄、ガムシロップを加え、好みの酸味(甘味)のレモネードのベースを作る
  • 氷を入れたグラスに2とコールドブリュー120㏄を注ぎ、かき混ぜたら完成

シナモン風味のコールドブリュー

その名の通り、シナモンのフレーバーを加えたコールドブリュー。コールドブリューを作る際、シナモンスティック1本を砕き、コーヒー豆と一緒にジャーに入れて水を注ぎ、香りをつけます。

 

これにオレンジピールを加えたり、シナモンの代わりにココナッツフレークなどを入れたり、とオリジナルのフレーバーをつけることができます。

コールドブリュージントニック

コーヒーとジントニックをマッチングした大人なドリンク。コールドブリュー2、ジン1、トニックウォーター4の比率で作ります。

 

《作り方》

  • グラスに氷を入れる
  • 1にジン、コールドブリュー、トニックウォーターの順で注ぐ
  • オレンジピールやレモンスライスなどを加えて完成

コールドブリューネグローニ

もう1つ、お酒のレシピを。ネグローニはカンパリとベルモット、ジンで作るカクテルですが、ここではジンの代わりにコールドブリューを使います。コールドブリュー1.5:カンパリ1:ベルモット1の比率でどうぞ。

 

《作り方》

  • グラスに氷を入れる
  • コールドブリュー、カンパリ、ベルモットを混ぜ合わせ、1に入れて出来上がり

自家製コールドブリューを作ってみよう!

手軽にでき、そのままでも、アレンジしてもおいしいコールドブリューの魅力をご紹介しました。

 

みなさんもぜひ、自家製オリジナルのコールドブリューの味をお楽しみください。

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