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スペシャルティコーヒーとは、生産から消費者の手に届くまでのすべての過程にこだわり、消費者が美味しいと感じるまでを目的としたコーヒーを指しています。

 

こだわりの生産地や、徹底した栽培管理・収穫や選別に始まり、コーヒーカップを手にして飲んだ消費者が満足するコーヒーということになります。

 

このように、生産地から製造に至るまでこだわったコーヒーなら、一度は飲んでみたいと思う方もいるはず。

 

今回は、そんな魅力にあふれた「スペシャルティコーヒー」についてご説明します。

 

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スペシャルティコーヒーの歴史について

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スペシャルティコーヒーという言葉は、1970年代のフランス・モントリオールのコーヒー国際協議会でのEma Knutsen女史の発言が語源といわれています。

 

こうした高品質なコーヒーの生産の流れをうけ、日本でも2003年に日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)を設立。

 

現在はスペシャルティコーヒーの専門店もオープンし、コーヒー通の方やシニア層、味にこだわりがある方に好評を得ています。

 

関連記事:【コーヒーの歴史】珈琲の誕生からサードウェーブまで『コーヒー史大全』

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スペシャルティコーヒーの4つの特徴

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スペシャルティコーヒーには各国のスペシャルティコーヒー協会の評価基準・トレーサビリティ・風味特性・欠点豆が少ないなど、4つの特徴があります。

 

ここでは、これらの4つの特徴について詳しくご説明します。

スペシャルティコーヒー協会の評価基準で80点以上を獲得している

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スペシャルティコーヒーに選ばれるためには、スペシャルティコーヒー協会で行われるテストで高得点をとる必要があります。

 

その判定内容はこちら。

 

90点以上 明確な個性がある

85点以上 産地の特徴がはっきりしている

80点以上 コーヒーがクリーンである

 

スペシャルティコーヒー協会の評価基準はコーヒーの個性を重視しています。80点以上でスペシャルティコーヒーといわれ、90点以上を獲得するとTop of Topに選ばれ、市場には出回らずにオークションで取引きされます。

トレーサビリティーがはっきりわかる

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トレーサビリティーとは「生産履歴」のことをいいます。

 

コーヒー豆を生産した人・農園名・品種・精製の方法が明記され、徹底した管理のうえに消費者の手元に届くシステムです。

 

このシステムならコーヒーの流通経路を細かく追跡できるので消費者も安心。

 

トレーサビリティーがわかれば、お気に入りの農園や支援したい生産者を見つけたとき、コーヒー豆のリピートができるためとても便利ですよね。

栽培産地ならではの風味特性がある

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コーヒーに風味特性があるかは、スペシャルティコーヒーと普通のコーヒーを区別するもっとも重要なポイント。コーヒーの風味は「生豆」によって大きく左右され、他にはないその産地だけの風味や味わいがあるのかが重視されます。

 

また、焙煎方法も重要なポイントで、香りが強く出る浅煎りや中煎りで焙煎されています。

欠点豆をハンドピック(手作業)で取り除いている味がクリーンなもの

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一般的に欠点豆とは虫食い豆や割れ豆、未成熟豆、カビ豆、そのほか小石の混入などさまざまなものがあります。

 

コーヒー豆の中に欠点豆があると、コーヒーの風味を損ねてしまいます。

 

コーヒーも生産物である以上、最初の段階では欠点豆が混ざっている場合もありますが、スペシャルティコーヒーに選ばれる豆は、徹底したハンドピックを行い、欠点豆を取り除いているのです。

 

実は、欠点豆の混入を防ぐ方法は「手作業で欠点豆を取る」「虫や病気などの天敵の研究」「農薬の散布」と3通りあります。しかし、いくら欠点豆を防ぐためとはいえ、農薬を散布する方法はあまり好ましくありませんよね。

 

元の生豆のときに欠点豆があるのは必ずしも「悪い豆」というわけではななく、丁寧に手作業で欠点ピンを取り除いたものが高品質の証となるでしょう。

 

関連記事:【高品質・最高峰】サードウェーブの代名詞『スペシャルティーコーヒー』の歴史と定義とは?

品質だけじゃない!スペシャルティコーヒーの魅力とは

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生産地や栽培、製造過程にこだわり抜いたスペシャルティコーヒーですが、その条件は品質や味だけではありません。

 

生産者や農園への支援から、コーヒーカップを手にした消費者が美味しいと感じるときまでを含めて、スペシャルティコーヒーといえるのです。

 

最近はコーヒーのサードウエーブが話題にもなり、スペシャルティコーヒーについて徐々に認知や理解もされてきています。

 

 

 

このような流れからも、スペシャルティコーヒーはこれから先も人々の生活に溶け込んでいくことが予想されるでしょう。

 

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