コーヒー風味のお酒といえばコーヒーリキュール『カルーア』が有名ですよね。じつはカルーアを始めコーヒー風味のお酒は数多くあり、『コーヒー×アルコール』の相性の良さを伺うことができます。実際にコーヒー風味のお酒をよく飲む人におすすめの情報が……。
それは『自宅でコーヒー風味のお酒を手軽に作れる』ということです。作り方は梅酒などと似ていることからコーヒー酒(珈琲酒)などと呼ばれています。コーヒー酒は誰でも手軽に作れますが美味しく作るポイントがあるので、そこを抑えて解説していきます。
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目次
美味しいコーヒー酒を作るための材料とは?
冒頭でも話しましたがコーヒー酒の作り方は梅酒と似ているため、用意するものも一緒です。
- コーヒー豆...100g
- ホワイトリカー...1.8ℓ
- 氷砂糖...100g
- 密閉瓶
基本的にこの4つを使います。
コーヒー酒の作り方の前にこれら材料を選ぶポイントを解説していきます。
~材料を選ぶポイント・その①~
・コーヒー豆
コーヒー酒の主役となるコーヒー豆ですが2つ抑えるポイントがあります。
1つは『酸味の少ない豆を選ぶこと』です。コーヒー酒は豆を約3週間漬け込むので苦味が強く出ます。つまり苦味の強いコーヒー豆を漬け込むと、苦味の主張が強くなり過ぎてしまうのです。
そこで用意したいのは苦味ではなく酸味の強いコーヒー豆です。一般的に酸味が強いとされるコーヒー豆はコロンビア産・エチオピア産・キリマンジャロ産・グアテマラ産などが挙げられます。そして最後に抑えたいポイントは『焙煎したての豆』を使用するということです。
焙煎したての豆を漬け込むとコーヒー酒にコーヒーの香りをより強く出すことができます。もし、焙煎したての豆が無い場合でも、フライパンで軽く豆を煎ったものでもOKです。
~材料を選ぶポイント・その②~
・ホワイトリカー
ホワイトリカーとは簡単に言ってしまうと無味無臭に近い焼酎です。つまり果実酒などを漬け込むのに適しています。
もちろんコーヒー酒もコーヒーの味わいを引き出すためホワイトリカーがおすすめですが焼酎が苦手という人もいるかと思います。
その場合、ブランデーやジン、ウォッカ、日本酒などを代用にしてもコーヒー酒を作ることができるのです。
抑えておきたいポイントとしてはアルコール度数が20度以上のものを使用しましょう。
あまり知られていませんが酒税法という法律により20度以下のアルコールに果実(コーヒー豆も抵触する可能性があります)を漬け込むことは違法となります。
~材料を選ぶポイント・その③~
『氷砂糖100g』と表記しましたが、この分量だと「やや甘めのコーヒー酒」となります。
もし甘めのお酒が苦手という人は分量を減らしてもOK (あとで砂糖を加えることで甘さの調節ができます)。また1.8ℓのホワイトリカーを使用した場合、密閉瓶は4ℓサイズのものを使用するようにしましょう。
そして保存瓶はコーヒー酒を作る前にカビ防止のため煮沸消毒を行いましょう。
以上3つの点を抑えコーヒー酒を作っていきましょう!
10分も掛からない!? コーヒー酒の作り方と注意する点とは?
煮沸消毒した密閉瓶に『コーヒー豆100g⇒氷砂糖100g⇒ホワイトリカー1.8ℓ』を入れて完成です。
え、もう終わり? と思うかもしれませんがコーヒー酒の作り方は本当に簡単です。
あとはひたすら待つだけ。(直射日光の当たらないところで保管しましょう)。
漬け込む期間は約3週間がベストと言われていますが、人によっては「1週間目が美味しい」や「1ヶ月後が美味しい」と意見が分かれるので一定のタイミングで味見してみるのもいいかもしれません。
またコーヒー酒がベストな味になったタイミングでコーヒー豆を瓶から取り出してしまいましょう。そのまま豆を瓶の中に入れておくと苦味やエグミが強く出てしまうので注意が必要です。
コーヒー酒はストレート?割った方がいいの?
ホワイトリカーは焼酎甲類に分類されます。
この種類はストレートよりも炭酸水や水などと割って飲まれることが多い焼酎です。
つまりホワイトリカーで作ったコーヒー酒も「○○と割って飲む」というアレンジをすると飲みやすいと思います(ストレートでも美味しく飲めますが、ホワイトリカーのアルコール度数は約35度なので、お酒の弱い人にはキツイかもしれません)。
コーヒー酒と相性が良いとされている割り物は「牛乳」が挙げられます。味は“コーヒーの味が強いカルーアミルク”といった味わいになります。
また、コーヒー酒とオレンジキュラソーを5:5で割ったあと炭酸水を注ぐ爽やかなカクテル系レシピも紹介されているので気になる人はぜひチャレンジしてみて下さい。
コーヒー酒は豆の種類や漬け込むお酒や期間などで味が大きく変化します。色々な組み合わせで自分好みのコーヒー酒を作ってみましょう!
漬け込み過ぎた発言
あれは18、9の頃だったと思う。街なかで友人が女性と歩いているところに遭遇した。
「あれ、彼女?めちゃくちゃ可愛いじゃん」発言しつつ、心の中では63点と思いながら、お調子者だった僕はいつものように軽口を叩いた。すると友人は照れながら「そんなことないよ」と言い、続けて――
「お前の彼女の方が可愛いんじゃね?でもコイツは俺の中だけだったら世界で1番可愛い女だよ」などと、おほざきなられるではないか。
静止する時間。見つめ合う2人。邪魔者1人。
――じつに腹立たしい。我が発言を利用し、上手く切り返したことで優位に立ち、あまつさえ彼女との仲を深めるといった狡猾、ペテンな手法...しかし羨ましい。自分もそんなセリフを言いたい!言って羨望の眼差しを向けられたい!
そんなふうに思ったのだが残念なことに例のセリフは未だ披露する機会が訪れない。
僕の心中で長期間漬け込まれたままのこのセリフは今どのような味わいになっているのであろうか。コーヒー酒は漬け込む期間、つまり待っている間も楽しいという。しかし漬け込む期間が10年以上ともなると期待よりも不安の割合が優勢となってしまった。