ベルリン中心部、ブランデンブルク門

世界にはコーヒートレンドをリードする都市がいくつもありますが、ベルリンもそのひとつ。ドイツの首都であるベルリンは、冷戦時代には「ベルリンの壁」で東西に分断されていた町だったのは皆さんもよくご存じでしょう。

 

今日ではロンドンに次ぐヨーロッパ第2の大都市で、世界中から様々な分野のプロフェッショナルが集まっています。コーヒーの分野もまた然り。

 

今回は、ベルリンのコーヒー事情と、スペシャルティコーヒーをけん引してきたカフェをご紹介します。

 

関連記事:【高品質・最高峰】サードウェーブの代名詞『スペシャルティーコーヒー』の歴史と定義とは?

関連記事:【考察】コーヒーの値段はなぜ店によってあんなに違うのか?

都市とともに成長するベルリンのカフェ

ベルリン、クーダムのカフェ・ラインハルト少し歴史を振り返ってみましょう。ベルリンがヨーロッパの大都市の仲間入りをしたのは19世紀。産業革命が興り、さらに1871年にドイツ帝国の首都となることで急成長しました。

 

ベルリンにカフェ文化が生まれたのもこの頃。他のヨーロッパの都市と同様、カフェは文化人やアーティストのたまり場として大きな役割を果たしました。

 

世界大戦と、それに続く冷戦時代の東西分裂によって、一時は受難の時代を迎えたベルリンですが、ドイツが再統一した後、1999年にドイツの首都として復活します。

 

19世紀と同じく、現代でも発展を遂げる新都市は、若者やアーティストをはじめ、世界中の多くの人々を惹きつけています。コーヒーのスペシャリストだって例外ではありません。

 

都市が生まれ変わる時には、新しい文化も柔軟に受け入れられるものですが、ベルリンではコーヒーの新しいトレンドも、比較的早く浸透しました。現在では、ヨーロッパ有数のスペシャルティコーヒーの町としても有名です。

スペシャルティコーヒー先進都市、ベルリン

ベルリンコーヒーフェスティバルの風景21世紀に入ると、スペシャルティコーヒーに特化したカフェやロースターが登場し、現在も増え続けています。世界でもトップクラスのバリスタたちがいるカフェも少なくありませんし、建築やデザイン分野で表彰されたことのあるおしゃれな店舗もあります。

 

一般向けからプロのレベルまで、コーヒーについて学べる機会も十分です。学習だけでなく、コーヒーを身近に楽しめるイベントや、業界向けの展示会も定期的に開催されています。

 

世界の主要都市でコーヒーフェスティバルが開かれているのはご存知の方も多いはず。ベルリンでは2015年から始まり、毎年人気を博しています。

 

2019年にとくに注目したいのは、ヨーロッパ最大のコーヒー業界見本市「ワールド・オブ・コーヒーWorld of Coffee)」が、668日に開催されること。この間に、コーヒー世界選手権(World coffee competitions)も催されます。

 

コーヒー関連のイベントは、個々の市区やカフェレベルでも数多く開催されています。ベルリンを訪ねる時期に合わせて、お目当てのカフェや観光局などのサイトをチェックしてくださいね。

 

関連記事:コーヒー好きなら一度は行ってみたい!The New York Coffee Festivalの魅力に迫る

関連記事:【TOKYO COFFEE FESTIVAL】トーキョーコーヒーフェスティバル・ 2017 Summer レポート

ベルリンのスペシャルティコーヒーのパイオニア

ベルリンに無数にあるスペシャルティコーヒーのカフェから、今回はパイオニアと呼ばれる3店をピックアップ。いずれも、コーヒー農家から厳選した豆を取り寄せ、自家焙煎したこだわりのコーヒーを提供しています。

ザ・バーン(THE BARN

ザ・バーンの店内ヨーロッパでも最高といわれるロースターのひとつがここ。2010年にオープンして以来、シングルオリジンへのこだわりは半端なく、コーヒーの質も淹れ方も折り紙つき。現在はベルリン市内に5店舗とトレーニングセンターを運営しています。

 

ベビーカーお断り、ラップトップ使用は指定のスペースのみ、コーヒーは静かに味わうべしなど、カフェ運営に独自のポリシーも持っています。

 

THE BARN ROASTERY

住所:Schönhauser Allee 8, 10119 Berlin

https://thebarn.de/

ボナンツァ(Bonanza Coffee

ボナンツァはショップデザインの受賞歴もあり2006年にふたりのアーティストが創業したカフェ。当時のベルリンではサードウェーブコーヒーの前例がほぼなかったそうです。コーヒーの取引や焙煎など、手探りで完璧を追い求めてきたパイオニア中のパイオニア。現在ではベルリン市内に2店舗あり、スタイリッシュなカフェとしても有名です。

 

Bonanza Coffee Roasters

住所:Adalbertstraße 70, 10999 Berlin

https://bonanzacoffee.de/wordpress/

ファイブ・エレファント(Five Elephant

2010年にロースターとカフェを同時にオープン。最初からスペシャルティコーヒーを提供することにこだわり、コーヒー農家とのフェアな取引き、コーヒー豆の厳選、設備の準備などに数年をかけ、満を持して開店したとのこと。

 

現在はベルリン市内にカフェが2店舗で、ロースターは別にあるそうです。ケーキやパンもファイブ・エレファントの主力商品で、とくにチーズケーキは大好評!

 

FIVE ELEPHANT. Kreuzberg Cafe & Bakery

住所:REICHENBERGER STR. 101, 10999 BERLIN

https://www.fiveelephant.com/

ベルリンでのカフェめぐりはジャンルと地域の事前チェックを!

ザ・バーンのシングルオリジンコーヒーコーヒートレンド最前線のカフェが、ベルリンにはまだまだ沢山あります。他にも、クラシックな老舗、共産圏時代を偲ばせるカフェ、デザインが秀逸なお店など、ジャンルも幅広いです。

 

また、ベルリンの大きさは東京23区の約1.4倍。カフェの所在地も広範囲に及ぶので、カフェめぐりをするなら事前の計画がマストですよ。カフェの密集エリアもあるので、ジャンルにこだわらないなら場所で攻略してもいいですね。

 

イベントの時期に合わせても、カフェめぐりが目的でも、ベルリンではあなたのコーヒーの世界がぐっと広がることでしょう。

 

関連記事:【プラハのカフェ事情】東欧のコーヒーシーンをリード!おすすめのカフェも紹介。

関連記事:【日本のカフェとは違う?】ドイツのカフェでの働き方!スタッフ・雇用・給与・チップ事情について

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事
重曹+アロマのお掃除術
紅茶・日本茶・ハーブティー
年末の大掃除シーズン。様々なお掃除グッズが出回るこの時期。今年の汚れをスッキリお掃除して気持ちよく新年を迎えたいですよね。 今回は、シンプ...
おうちカフェ
あっという間にクリスマスも過ぎ、気づけば2018年はもうすぐそこに。 日に日に気温は下がり続ける毎日です。 休みの日は、1日中暖かいお家でゆ...