これからコーヒーを趣味にしたい、と考える人も多いでしょう。
しかし、コーヒーの初心者なので、基礎知識からよく分かっていないとお悩みではないでしょうか。
そこでこのコラムでは、基礎知識を理解したうえでコーヒーを楽しむために「いまさら聞けないコーヒーの基礎知識」を7つご紹介します。
今まで気にしたことがなかったポイントや、詳しく理解できていないポイントを、この機会にチェックしてみてください。
目次
初心者必見|コーヒーの基礎知識4つ
まずは、コーヒー初心者にぜひとも覚えてほしい4つの基礎知識をご紹介します。
コーヒーを注文する際によく登場するポイントです。気になる項目をチェックしてみてください。
基礎知識①:そもそもブレンドって何?シングル?ダブル?
ブレンドとは、数種類のコーヒー豆を混ぜたコーヒーのことです。
異なる産地のコーヒー豆を混ぜることによって、他のお店では味わえない独特な風味を生み出します。
お店で提供されているブレンドコーヒーは、それぞれお店によって味や風味が違うので、これからは味の違いを意識して味わってみてください。
もうひとつ、コーヒーエスプレッソを注文するとき「シングル」「ダブル」について聞かれることがあります。
この違いは、簡単に説明するとエスプレッソの量のことです。
海外ではコーヒーやお酒に対し、60ccのことを1ショットやシングルと呼んでいます。
つまり、60ccのコーヒーエスプレッソを「シングル」、その倍である120ccのことを「ダブル」と呼ぶのです。
中には、よく分からずに注文していた人も多いのではないでしょうか。
今まで以上にコーヒーを楽しむためにも、ぜひ言葉の意味を覚えておきましょう。
基礎知識➁:カフェオレ、カフェラテ、カフェモカって何が違うの?
カフェオレ・カフェラテ・カフェモカの違いを簡単に説明すると、発祥地、コーヒーの種類、ミルクの量が異なるということです。
それぞれの違いを表で整理したので、参考にしてみてください。
カフェオレ | カフェラテ | カフェモカ | |
発祥地 | フランス | イタリア | アメリカ |
コーヒー | ドリップコーヒー | エスプレッソ | エスプレッソ |
ミルクの割合 | 火で温めたミルクをを使い、ミルク5:コーヒー5 | 蒸気で温めたミルクを使い、ミルク2:コーヒー8 | 蒸気で温めたミルクを使い、ミルク7:コーヒー2:チョコシロップ1 |
味の濃さや味わいが大きく違うので、それぞれの違いをぜひ飲み比べてみてください。
基礎知識③:ドリップとエスプレッソって何が違うの?
ドリップとは、コーヒードリッパーを使って淹れる方法のことです。
例えば、ポットで沸かしたお湯を注いで作るハンドドリップコーヒー、コーヒーメーカーの機器を使って入れるドリップコーヒーなど、注いだお湯によってコーヒー豆の成分を抽出して作られます。
一方、エスプレッソとは、圧力を利用してコーヒーの成分を抽出する方法のことです。
少ない水分でコーヒー豆の味や色を抽出するため、濃厚な香りと濃い味のコーヒーを抽出できます。
お店では、専用のエスプレッソマシンを使ってエスプレッソを抽出するのが一般的です。
基礎知識④:アイスコーヒー、コールドブリュー|ふたつの違いは何?
アイスコーヒーとコールドブリューコーヒーは、どちらも冷たくて美味しいアイスコーヒーだと思われがちですが、実際には次のような違いがあります。
- アイスコーヒー:お湯によって抽出したコーヒーを氷で冷やして作る
- コールドブリューコーヒー:水にじっくり浸しながらコーヒーを抽出して作る
アイスコーヒーは短時間で作ることができる一方、コールドブリューコーヒーは、約8~12時間程度必要です。
ちなみにコールドブリューコーヒーは、別名「水出しコーヒー」と呼ばれています。
一緒に知っておきたい|コーヒーの選び方知識3つ
続いて、コーヒー豆を購入したい人、自宅でコーヒーを楽しみたい人向けに、覚えておいてほしい3つの知識をご紹介します。
自宅でもおいしいコーヒーを味わうために、それぞれの情報をチェックしてみてください。
選び方の知識①:コーヒーは「豆」と「粉」どっちを買うのがいい?
コーヒー豆は、コーヒーを飲む頻度や準備する道具に合わせて「豆」と「粉」を選びましょう。
参考として、豆・粉を購入するのがおすすめな人を以下に整理しました。
【豆で購入するのがおすすめの人】
- コーヒーミルをもっている人
- 時間をかけてゆっくりコーヒーを楽しみたい人
【粉で購入するのがおすすめの人】
- コーヒーミルをもっていない人
- 高頻度でコーヒーを飲む人
まず、コーヒー豆を挽く「コーヒーミル」を所持しているかどうかで、どちらを選ぶか検討しましょう。
コーヒー豆を挽くのが面倒、ミルを購入するのが面倒だと感じる方は、粉を購入するのがおすすめです。
またコーヒー豆は、味の落ちるスピードが「豆<粉」となるので、時間をかけてコーヒーを飲むのなら、豆で購入するといいでしょう。
選び方の知識➁:コーヒーは何度のお湯で淹れるのがいい?
ドリップコーヒーを淹れる際の温度は、沸騰しないギリギリの90~95℃が適温だといわれています。
この温度は、コーヒー豆の成分をうまく抽出できる温度ですもし低い温度でドリップしてしまうと、薄く酸味の強いコーヒーになってしまうので、美味しく味わいたいのなら、90~95℃を意識してください。
選び方の知識③:コーヒーを始めるときに最低限必要なものって何?
自宅でコーヒーを楽しみたいなら、次の道具を用意しましょう。
【ハンドドリップをしたい人】
- コーヒー豆・粉
- コーヒーミル
- コーヒードリッパー
- コーヒーフィルター
【コーヒーメーカーを使いたい人】
- コーヒー豆・粉
- コーヒーメーカー
- コーヒーフィルター
【水出しコーヒーを作りたい人】
- コーヒー豆・粉
- コーヒーミル
- 水出しコーヒー用のボトル
- 粉を入れるパック
それぞれ、選ぶメーカー製品によって抽出できるコーヒーの味わいや風味が異なります。
口コミなどを参考にしながら、自分にピッタリのコーヒーアイテムを揃えてみてはいかがでしょうか。
おわりに
コーヒーに関係する専門用語がよく分からないまま、コーヒーを飲んでいた人も多いでしょう。
ただ、お店へ行くとき、コーヒーを購入するとき、ついレジ前で固まってしまう経験はないでしょうか。
もし、スムーズにコーヒーを注文・購入したい、おいしいコーヒーを自宅でも味わいたいというのなら、本記事で紹介した基礎知識を活用してください。
この機会に、コーヒーの情報発信サイト「CAFEND」を利用して、さらにコーヒーに詳しくなってみてはいかがでしょうか。