スウェーデンの「Drop Coffee(ドロップ コーヒー)」は現地のみならず、世界的に有名なコーヒーロースターのひとつ。

 

コーヒーの特徴を最大限に活かした焙煎を心掛けているコーヒーロースターで、南米やアフリカの国々で生産されているオーガニックなコーヒー豆を取り扱っています。

 

本記事では、スウェーデンで一番有名なコーヒーロースター「Drop Coffee(ドロップ コーヒー)」をご紹介します。

 

スウェーデンの有名コーヒーロースター「Drop Coffee(ドロップ コーヒー)」

北欧の国々はコーヒー消費量が多いことで知られていますが、スウェーデンも例外ではありません。

 

コーヒーの味にうるさいスウェーデンの人々に愛されている「Drop Coffee(ドロップ コーヒー)」とは、どのようなコーヒーロースターなのでしょうか。

 

ドロップ コーヒーの歴史

「Drop Coffee(ドロップ コーヒー)」(以下、ドロップ コーヒーで記載)は、スウェーデンの首都ストックホルムで2009年にオープンしました。最初はバーを併設したふつうのカフェでしたが、2010年に小さな焙煎機を購入したことをきっかけに、自家焙煎のコーヒーを提供するようになります。

 

2012年、ドロップ コーヒーは本格的な焙煎機を購入し、コーヒーロースターとしてコーヒーの卸売業をスタートさせました。2018年6月には、企業の社会的責任を評価するサービスを提供している「EcoVadis」のオーガニック認証を受け、土から栽培方法に至るまで、徹底的に有機にこだわったコーヒーを取り扱うコーヒーロースターに認定されています。

 

数々の栄誉ある賞を受賞

スウェーデンには、コーヒーと一緒に甘いものを食べて休憩をする、FIKA(フィーカ)と呼ばれる習慣があります。また、「World Atlas」が発表した、世界でもっともコーヒー消費量が多い国ランキングで、スウェーデンは第6位を記録しました。

 

このようにスウェーデンはコーヒー好きな人が多く、首都ストックホルムには至るところにカフェがあるのだそう。そんなコーヒーの激戦区にあるドロップ コーヒーですが、スウェーデンではかなり有名なコーヒーロースターとして知られています。

 

これまでにドロップ コーヒーは、スウェーデンのコーヒーロースターチャンピオンに3回選ばれました。さらに、ドロップ コーヒーの共同経営者であるジョアンナ・アルムさんは、世界最高峰のバリスタ競技会であるワールド・バリスタ・チャンピオンシップで2位に選ばれた経歴を持ちます。2020年と2021年には「Swedish Gastronomy award」を受賞し、スウェーデンでもっともおいしいコーヒーが飲めるカフェに選出されました。

 

生産者のもとを訪れる理由

ドロップ コーヒーはコーヒー豆を購入する際には、必ず生産者のもとを訪れます。その理由は、最高級のコーヒー豆だけを購入したいからにほかなりません。10代からカフェで働きはじめたジョアンさんでしたが、コーヒー豆の品質にこだわり出したのはケニア産のコーヒーを飲んだことがきっかけだったといいます。以来、高品質のコーヒー豆を手に入れる努力を払ってきました。

 

生産者のもとを訪れて自分の目でコーヒー豆の品質を確認するのは、繁盛しているコーヒーロースターを切り盛りする経営者にとって簡単なことではありません。それでもドロップ コーヒーは手間を惜しまず、とことんコーヒーに向き合う姿勢を貫いています。

 

ドロップ コーヒーのクリスマス限定コーヒー

冬のホリデーシーズンは、家族や友人と集まってコーヒーを飲む機会が多いのではないでしょうか。ドロップ コーヒーがクリスマスの時期限定で販売しているコーヒーをご紹介します。

 

2021年のクリスマスコーヒー「 San Cayetano(サン・カジェタノ)」

ドロップ コーヒーが今年のホリデーシーズンのために用意したクリスマスコーヒーは、エルサルバドルにある「San Cayetano(サン・カジェタノ)」農園で2021年2~3月にかけて収穫された、レッドカトゥーラ種のコーヒーです。

 

ドロップ コーヒーでライトからミディアムに焙煎したこのコーヒーは甘い香りとワインの様な口当たりが特徴で、ドライフルーツ、ミルクチョコレート、レーズンの風味がします。

 

エルサルバドルのコーヒーの特徴

エルサルバドルでは、「 San Cayetano(サン・カジェタノ)」農園で作られているコーヒーのように、甘いミルクチョコレートやレッドアップルのフレーバーを持つコーヒーが多いのだとか。

 

スウェーデンでは比較的酸味の強いコーヒーが好まれていますが、エルサルバドルのコーヒーはフルーティーな酸味と甘さのバランスが良く、酸味が苦手な人にもおすすめです。

 

ドロップ コーヒーから学ぶおいしいコーヒーを淹れるコツ

ワールドチャンピオンに輝いた経歴を持つバリスタのジョアンナさんから、おいしいコーヒーを淹れるコツを学んでみましょう。

 

おいしいコーヒーを飲むために

「おいしいコーヒーが飲みたいと思ったなら、まずはおいしいコーヒーを購入すること! 」と、ジョアンナさんはいいます。おいしいコーヒーを購入したいなら、信頼できるコーヒーロースターを見つけることがなによりも大切です。コーヒーロースターの販売するコーヒーがスーパーマーケットで買えるものよりも値段が高いのは、それだけ良い品質の豆を使っている証拠なのだとか。

 

スーパーマーケットで販売しているコーヒー豆の焙煎時期は、恐ろしいことに数年前である可能性があります。その点コーヒーロースターでコーヒーを購入すれば、焙煎したてのフレッシュなコーヒーが手に入ります。おいしいコーヒーを飲みたいと思うなら、ジョアンナさんがすすめるように焙煎したてのおいしいコーヒーを購入して、挽きたてを淹れるようにしましょう。

 

おいしいコーヒーの淹れ方

コーヒーを淹れる前に、水とコーヒーの重さを量ります。ドロップ コーヒー流にコーヒーを淹れるなら水500gに対して、30~32gのコーヒーを用意するのがベスト。ドリップで淹れるときには、蒸らしから抽出完了まで3~3分半かかるのが一般的です。一方、フレンチプレスを使用するときには、全体で4分程度時間がかかります。コーヒーの抽出が早すぎる、もしくは淹れる量が少なすぎると味が酸っぱくなってしまうので注意しましょう。

 

コーヒーでFIKA(フィーカ)を楽しんで

忙しいと、カフェインの効果を期待して、ついついコーヒーを飲み過ぎてしまうことがあるかもしれません。しかし、コーヒーの飲み過ぎは、睡眠障害やカフェイン中毒を引き起こす可能性があります。

 

スウェーデンの人々は、どんなに忙しくてもFIKA(フィーカ)の時間を大切にしているといいます。スウェーデンの人々に倣って、意識してコーヒーを味わいながら飲む時間を取り分けてみるなら、飲み過ぎを避けることができるかもしれません。

 

今回ご紹介したドロップ コーヒーですが、スウェーデン以外の国々からの注文も受け付けています。スウェーデンで人気のコーヒーロースターのコーヒーの味が気になる方は、ぜひお問い合わせしてみてくださいね!

 

 

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