エスプレッソ用コーヒー豆の特徴

突然ですが、エスプレッソって飲んだことありますか? イタリアの名物とも言える、濃厚でほろ苦い少量のエスプレッソ。日本ではミルクを混ぜたカフェラテの方が馴染みがある人が多いかもしれませんが、現地では苦いエスプレッソに砂糖をたっぷり混ぜてクイっと飲んでしまうスタイルが一般的だそう。

 

そんな砂糖やミルクに負けないコクの強さが必要なエスプレッソのコーヒー豆は、通常私たちが飲むドリップコーヒーのコーヒー豆とは違った、いくつかの特徴があるのです。

エスプレッソ用コーヒー豆の違い 〜安い豆が好んで使われる場合がある〜

エスプレッソ用コーヒー豆の違い 〜安い豆が好んで使われる場合がある〜
「アラビカ豆100%」なんて広告を目にしたことはありませんか?
缶コーヒーのCMなどに使われる謳い文句なのですが、コーヒー豆は大別すると「アラビカ」「ロブスタ(カネフォラ)」という種類に分けられます。

 

アラビカ種は病気などにやや弱くて生育しづらい反面優れた風味を持つとされ、反対にロブスタ種は病気に強いものの苦味が強く、カフェイン含有量が多いとされます。両者には値段にも開きがあるため、「安いロブスタ種の豆は混ぜていない」という意味でアラビカ100%という売り文句が書かれているのです。

 

しかしエスプレッソ用の豆には強力なコクを出すために、この苦味の強いロブスタ種の豆が意図的にブレンドされることがあります。特に苦味が強いとされるイタリア南部のエスプレッソ豆には、50%ものロブスタ豆がブレンドされているコーヒーブランドもあるそうです。
香りや、すっきりとした苦味が求められることが多いドリップコーヒーのブレンドではお目にかかれない発想です。

エスプレッソ用コーヒー豆の違い 〜ブレンドが必須という暗黙の了解がある〜

エスプレッソ用コーヒー豆の違い 〜ブレンドが必須という暗黙の了解がある〜
以前はストレートコーヒー、最近ではシングルオリジンと呼ばれる単一種類豆を使用したコーヒーは、今やコーヒー専門店では見かけないことはないでしょう。

 

しかし、エスプレッソに使用する豆には今でも数種類の豆がブレンドされているものが主流です。イタリアで伝統的に飲まれてきたという側面が強いのかもしれませんが、「どこどこの国の豆」ではなく「◯◯というメーカーの豆」という使い分けられ方をするのがおもしろいですよね。

 

もちろん例外はあり、近年流行のサードウェーブスタイルのお店やバリスタコンテストなどでは単一農園豆でエスプレッソを入れることも増えています。ただし、強い酸味をコントロールするために非常に高度なテクニックと調整が必要とされています。

まとめ

ドリップ用の豆とエスプレッソ豆ではキチンとした違い
こんなふうに、ドリップ用の豆とエスプレッソ豆ではキチンとした違いがあります。初心者のうちはわからずに間違えてしまうかもしれません。エスプレッソとドリップコーヒーの違いについては「エスプレッソとドリップコーヒーの違いって?初心者向け徹底解説」でもご紹介していますよ。輸入食品店で購入したエスプレッソ豆でドリップしようとしたところ、苦くて全然美味しくなかったなんてことにならないよう注意しましょう。

 

また、お店で頼んだ深煎りのエスプレッソを、強がってブラックで飲むのもご法度です。お好きなら構いませんが、砂糖をたっぷり入れるのが流儀なのだそうですよ。

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