コーヒー生豆

一般にコーヒー豆をイメージするとその色は”茶褐色”ではないでしょうか。ご存知の人も多いかと思いますが、コーヒー豆の茶褐色は焙煎という工程を経て浮かび上がったものなのです。それでは本来のコーヒー豆の色は何色なのでしょうか?

 

本来のコーヒー豆は「生豆」として日本に輸入され主に焙煎所などに卸されます。生豆ってどんな色なんだろうか?焙煎される前のコーヒー豆ってどんな形をしているんだろうか?生豆を買うことでどんなメリットがあるんだろうか?という方は必見。

 

今回はあまり表にでることのないコーヒーの生豆の世界を覗いていきます。

 

関連記事:グリーンコーヒーでダイエット!痩せる飲み方の5つのポイント

コーヒー豆は木の種? グリーンコーヒーと呼ばれる所以とは?

コーヒーチェリーコーヒー豆は「豆」と呼ばれていることからも分かるように果実の「種」にあたります。順を追って説明すると、コーヒーノキという木にコーヒーチェリーという果実が生ります。そして、そのコーヒーチェリーの種子がコーヒーの生豆です。

 

コーヒーの生豆は緑色なので英語圏では「グリーン・コーヒー」と呼ばれています。つまり、コーヒーノキ→コーヒーチェリー→コーヒー生豆という生態系によってコーヒーは生まれるのです。

 

それではコーヒー豆の元となるコーヒーノキを解説していきましょう。 

生豆の元となる木「コーヒーノキ」はどこに生えてる?

コーヒーチェリーコーヒーノキは自然下では樹高912mほどになりますが、コーヒー農園では栽培しやすいよう3mほどに剪定されます。現在、コーヒーノキは世界で150億本栽培されていると言われています。アフリカ大陸やマダガスカル島とその周辺諸島にかけて分布しています。

 

とてつもない本数ですが、コーヒーノキ1本から採れる生豆は年間約450gほど。これはコーヒー30杯分くらいの量になります。つまりコーヒーノキ1本からは、毎日1杯のコーヒーを飲む人にとっては、1か月分のコーヒーしか取れないということ。非常に貴重であるということが分かりますよね。

 

世界のコーヒーの需要を考えると150億本という本数も相応とも言えるでしょう。ちなみにコーヒー豆の生産世界一位はブラジル、輸入量世界1位はEU諸国・2位がアメリカとなってます。

 

ただそれ以上に驚きなのは、ルクセンブルクの人はなんと1日に7杯以上のコーヒーを飲む計算になるんだとか……どんなカラクリがあるのかは下の記事をご覧下さい。

 

coffee
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生豆の種類は5つ!収穫時期によって名前が変わります

コーヒーチェリーから取り出されたコーヒーの生豆は収穫時期などによって名称が変わります。主に5種に分類されるので名称と特徴を解説していきます。

■ニュークロップ...その年に収穫された新しいコーヒー豆。
10月に収穫された豆を指す場合が多い。(品種によって異なる)
■カレントクロップ...ニュークロップと同じく、その年に収穫された豆。
違いは10月以降に収穫された豆を指すことが多い。
■バーストクロップ...前の年に収穫されたコーヒー豆を指す。
■オールドクロップ...一年以上前に収穫された豆を指す。
豆を直接包んでいる【内果皮(ないかひ)】という皮を取り除かないで長期間保存したコーヒー豆を指す場合もある。(パーチメントコーヒー)
■オールドビーンズ...パーチメントコーヒーとの混同を避けるために使われる名称。

コーヒーの生豆は時間経過と共に緑色から茶色に変色します。食品なので採れたてが一番美味しいと思われがちですが、コーヒー豆に至っては時間経過したものにも味の特徴があり、新鮮なものと分けられ加工・出荷されています。

実は生豆には沢山のメリットが

ブルーマウンテンコーヒーバッグ

ちなみにコーヒーの『生豆』の読み方は「なままめ」でも「きまめ」どちらも正解ですが、コーヒー業界では「なままめ」と呼ぶのが一般的です。コーヒーショップで「コーヒーのなままめください!」と言えば「お、こいつ分かってるな」と店員さんに思われるかもしれません。なんにも思われない可能性もかなり高いですが...。笑

 

そんな生豆には、たくさんのメリットがあることをご存知でしょうか?いくつか紹介させていただきます。

コーヒーの生豆は保存期間が長い

オールドクロップという生豆があるようにコーヒーの生豆は保存さえしっかり行えば、数年間は保存が可能です。焙煎された豆は約2週間、挽いた豆は約2日が保存リミット。淹れたコーヒーなら30分程度がリミットですよね。

 

もし、焙煎できるお店が近くにあるor自分でできるという人は保存期間が長い生豆をコーヒーショップで買い求めるのもいいかもしれませんね。

生豆は比較的安く経済的にコーヒーが飲める

生豆は焙煎という手間がかかっていない分、焙煎された豆に比べると安く仕入れることができます。1杯あたり数十円でコーヒーが飲めるので、経済的にもやさしく、そして好きなタイミングで飲めるのは嬉しい点ですよね。

自分好み世界に一つのコーヒーが作れる

生豆の最大の魅力は、世界に一つだけの自分好みのコーヒーが作れるということです。焙煎の仕方や焙煎度合によって、自分にあったコーヒー作れるのは最高の幸せではないでしょうか。ちなみにおうちで焙煎するなら手網焙煎というものがあります。用意するものも少なく、簡単に焙煎できるので是非お試しください。

 

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使い道のなかったコーヒーチェリーの再利用

コーヒーの生豆はコーヒーチェリーという果実から取り出されると解説しましたが、コーヒーチェリーはコーヒー以外に使い道がないため、生豆を採取されたあと廃棄されていました。

 

しかし、近年、コーヒーチェリーを粉状にした「コーヒーフラワー」という製品が開発され話題となっています。コーヒーフラワーは小麦粉のように使用され、主にパンケーキなどの材料になるそうです。

本来、捨てられるはずのコーヒーチェリーを再利用するというエコの観点から注目を集めていますが、栄養価が高く、ダイエット効果があることなども人気の一因となっています。

コーヒーの成り立ちからロマンに迫る

僕はエビフライが好きなのだが、エビフライにはロマンが欠けている。考えてもみてほしい。

エビの殻を剥き、衣をつけ、油で揚げる。こんな料理が不味いわけがないし、誰でも考えうるレシピではないか。

 

しかし、コーヒーの成り立ちは、果実の中から種を取り出して、それを火で炙り、さらにお湯で濾す。

この一連の工程を思いついた人は一体何者なのだろうか。定かではないがこの工程は奇跡としか言いようがない。その奇跡によって出来上がったコーヒーが今や世界中で飲まれているなんてロマン溢れる話ではないか。

 

そう、コーヒーを飲むということはロマンを飲むということだ。しかし、残念なことにロマンだけでは腹は膨れない。エビフライとコーヒーを天秤に掛けると、エビフライが若干重かった。まだまだロマンチストにはなれないなぁ。

 

関連記事:【実は知らない?】コーヒーの焙煎(ロースト)はなぜ必要なのか

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