ピアノ

お気に入りの音楽を聴きながらコーヒーを飲むひと時は、わたしたちの気持ちを豊かにしてくれるのではないでしょうか。コーヒーにも音楽にも、ストレスを和らげて癒しをもたらす効果があります。

 

また、コーヒーにはリラックス効果だけではなく、生産性を向上させる効果も。楽聖ベートーベンも、「1杯のコーヒーはインスピレーションを与え、1杯のブランデーは苦悩を取り除く」と述べたほどです。本記事では、コーヒーからインスピレーションを得たとされる偉大な音楽家についてご紹介します。

 

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作曲作業はコーヒー頼み? コーヒー好きだったベートーベン

楽譜

お酒を飲むのが好きだったベートーベンは、コーヒーを飲むのも大好きでした。自慢のコーヒーミルで自らコーヒー豆を挽き、淹れたてのコーヒーを客人に勧めることもあったとか。ベートーベンのコーヒーにまつわるお話をご紹介します。

コーヒーにこだわった音楽家

1杯のコーヒーを淹れるのにコーヒー豆を60粒使用した、といわれているベートーベン。この逸話が真実であれば、ベートーベンはかなり濃くて苦いコーヒーを好んでいたことがわかります。

 

しかし残念ながら、「1杯のコーヒーにコーヒー豆60粒使用」の逸話は、ベートーベンの秘書であったアントン・シンドラーの作り話だったという説も。ベートーベンが実際に何粒のコーヒー豆を使ってコーヒーを淹れていたかは定かではありませんが、彼がコーヒーをよく飲む人物であったことは確かです。

作業のお供にコーヒーを

ドイツ国民歌劇の父と評された作曲家ウェーバーは回想記の中で、同時代に活躍したベートーベンの住居を訪れた際に、「テーブルの上には壊れたコーヒー沸かしが乗っていた」と記しており、ベートーベンが日常的にコーヒーを愛飲していたことを伺い知ることができます。

 

人と会話しながらでも作曲できた天才モーツァルトとは違い、作曲作業に苦労することが多かったベートーベン。作曲中には、コーヒーから得られるインスピレーションが必要だったのかもしれませんね。

音楽もコーヒーも愛したバッハ

バッハ像

学校の音楽教室に掲げられた、厳めしい顔をしたバッハの肖像画を覚えている人も多いのでは? 堅物な雰囲気のあるバッハですが、意外にも家庭的でもてなし上手のうえ、実験精神旺盛な人物だったようです。そんなバッハのコーヒーにまつわるお話をご紹介します。

音楽の父・バッハの意外な一面

バッハといえば、お堅い宗教音楽家というイメージを持っている人も少なくないでしょう。バッハは教会や宮廷オルガニストとして、さまざまな教会音楽を作曲したことで知られています。しかし、1717年にアンハルト=ケーテン候国の宮廷楽長として勤めはじめた頃から、音楽に理解のあったレオポルト候の庇護のもと、世俗音楽の作曲にも力を入れるようになります。

 

1723年には、ドイツのライプツィヒにある聖トーマス教会の楽長に就任したバッハ。当時のライプツィヒには8軒のコーヒーハウスが存在し、それぞれ大繁盛していました。バッハはライプツィヒ市の音楽総監督という高い地位に就きながらも、その中の一軒であるカタリーネン通りのツィマーマンのコーヒーハウスで、「コレギウム・ムジクム」という大学生主体の演奏団体の指揮を務めます。

 

もともと音楽会は王族や貴族が客人たちと個人的に楽しむためのもので、教会で演奏される音楽以外、一般市民たちが音楽に親しめる機会は少なかったようです。そんな時代に、バッハがコーヒーハウスで大学生たちと音楽を演奏したことを考えると、彼の情熱的な一面を垣間見た気持ちになるのではないでしょうか。

コーヒー依存症の気持ちを代弁

市民の憩いの場であったコーヒーハウスで演奏されたのが、詩人ピカンダー作の詩にバッハが曲を付けた歌劇「おしゃべりはやめて、お静かに」でした。通称「コーヒー・カンタータ」と呼ばれているこの曲は、コーヒーを愛してやまない娘・リースヒェンを、なんとかしてコーヒーから遠ざけようと画策する父親・シュレンドリアンとの攻防が愉快に描かれています。

 

曲の中で、「コーヒーなんかやめなさい! 」という父親に対して、娘のリースヒェンが「もし1日3回のコーヒーが飲めないなら、しなびたヤギの肉みたいになってしまうわ」と答えるくだりがあります。普段コーヒーを飲んでいる人であれば、コーヒーを飲まないといつもの調子がでない、ということもあるのでは?

 

「コーヒー・カンタータ」の中では、コーヒー不足で元気のない状態がしなびたヤギの肉に例えられていますが、1日に何十杯もコーヒーを飲んだといわれているバッハも、リースヒェンの気持ちがよく理解できたのかもしれませんね。

コーヒーを飲む習慣を上手に生活に取り入れてみよう

コーヒーと新聞

コーヒーのカフェインには脳を興奮させる働きがあるため、眠気を抑えて、頭をスッキリ冴えた状態にする作用があります。音楽の世界で偉大な業績を残した人物たちも、コーヒーの力を借りて作曲などの創作活動に励むこともあったのではないでしょうか。

 

カフェインの摂り過ぎには注意が必要ですが、コーヒーを適量摂取することにより生産性をアップすることが可能です。偉大な音楽家たちと同様、おいしくコーヒーを飲みながらコーヒーパワーの恩恵にあずかりたいですね。

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