コーヒーが好きだから、人に話せるネタを用意しておきたいと考える人もいるはずです。それなら、ぜひコーヒーのトリビアをチェックしてみてください。
この記事では、つい人に話したくなる7つのトリビアをご紹介しています。意外と知らないコーヒーの面白さに気が付く内容ですので、カフェタイムの雑談のネタにいかがでしょうか。
目次
コーヒーは世界で2番目に多く貿易されている
世界中で愛されているコーヒーですが、じつは世界で2番目に多く貿易されていることをご存じでしょうか。
全日本コーヒー協会で調査されているデータを見ていくと、世界で毎年1億2300万袋以上の取引が行われています。このうち、日本の消費量は約7100万袋であり、ひとりあたり年間3.4kgのコーヒーを消費しているのです。
(出典:日本コーヒー協会「世界の国別消費量」「世界の一人当たりコーヒー消費量」)
かなり貿易数が多いことも含め、コーヒーの圧倒的な人気を垣間見ることができます。また、日本ではコーヒー需要が年代を重ねるごとに増加している状況です。日本人の多くがコーヒーを好んでいることが、調査結果からすぐにわかりますね。
カフェイン含有量が多いコーヒーはロブスタ種
コーヒーには、血圧抑制や頭をすっきりする効果をもつ「カフェイン」が含まれています。そのため中には、コーヒーならどれもカフェイン量が同じだと考えている人もいるでしょう。
じつはコーヒー、豆の種類によってカフェインの量が異なります。中でもカフェイン含有量が多いのは、アフリカのコンゴ共和国で生産されている「ロブスタ種」であることをご存じでしょうか。
ロブスタ種は、世界で流通しているコーヒー豆の30%近くを占めています。また、ロブスタを和訳すると「強靭」という意味を表すとおり、大量のカフェインが含まれているのが特徴です。苦みと香ばしい匂いが特徴的なコーヒーであり、缶コーヒーなどの多くはロブスタ種から作られています。
ロブスタ種について詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェック
>『コーヒー品種一覧』豆が改良を繰り返す理由とは?【アラビカ種・ロブスタ種などの特徴】
動物を使って作るコーヒーは何種類もある
面白いコーヒー豆について調べていると、ジャコウネコにコーヒー豆を食べさせお腹の中で熟成させる高級コーヒー「コピ・ルアク」というものがあります。
動物を使って作るコーヒーといえば、このコピ・ルアクが有名ですが、じつは他にも次のようなコーヒー豆があるのをご存じでしょうか。
- 像にコーヒー豆を食べたせて作る「ブラックアイボリー」
- サルにコーヒー豆を食べたせて作る「モンキーコーヒー」
- タヌキにコーヒーを食べさせて作る「タヌキコーヒー」
どのコーヒーも希少価値が高く、最高級のコーヒー豆として取引されています。いろんなコーヒーに挑戦したい人は、ぜひ面白いコーヒー豆を取り寄せてみてください。
コピ・ルアクに興味がある人は、こちらの記事もチェック
>【ジャコウネココーヒー:コピ・ルアク】味や特徴は?気になることについてまとめてみた
コーヒーの実以外にもいろんなコーヒーがある
コーヒー豆といえば、真っ赤な実をつける「コーヒーの実」のタネを焙煎して作るのが一般的です。ですがじつは、世界ではコーヒーの実以外の材料でコーヒーが作られています。特に有名なのが次のコーヒーです。
- タンポポの根っこを使ってコーヒーを抽出する「タンポポコーヒー」
- かぼちゃのタネを使った「かぼちゃコーヒー」
- 納豆の材料である大豆を使った「大豆コーヒー」
豆類や根っこといった乾燥して固くなる植物であれば、コーヒー豆の代用品として利用できます。どのコーヒーも独特な味わいを楽しめるほか、風味や飲みやすさが異なるので、ぜひ取り寄せてみてください。
コーヒーは昔「悪魔の飲み物」と呼ばれていた
コーヒーといえば、仕事のお供やお茶菓子とベストマッチするドリンクとして、みんなから愛されています。ですがじつは、今から400年以上前、ヨーロッパでは「悪魔の飲み物」として恐れられていたことをご存じでしょうか。
真っ黒な見た目はもちろん、苦みのあるコーヒーを初めて飲む人たちは、大きな抵抗を覚えたといわれています。しかし、、当時のローマ教皇である「クレメンス8世」がコーヒーの美味しさをキリスト教徒に広めたことによって、悪魔の飲み物から「愛される飲み物」へと変化したのです。
コーヒーは料理の材料に使われている
飲み物としてイメージが定着しているコーヒーですが、じつは料理の材料としても利用されていることをご存じでしょうか。とくに利用頻度が多いのは、次に示すルー系の料理がメインとなります。
- カレー
- ビーフシチュー
- クリームシチュー
コーヒーにはスープにコクを生む力があるため、ドリップした少量のコーヒーが料理に混ぜ込まれるのです。また、お肉の臭み消しとしても効果があるため、インスタントコーヒーをお肉にもみ込んで調理するステーキなどもあるそうです。
また、食べ物とは別ですが、使用済みのコーヒー豆には高い消臭効果があるため、自宅の消臭剤として再利用されているなど、再利用できる万能材料として有名です。
「コーヒー豆×食べる」に興味がある人は、こちらの記事もチェック
>【実はそのまま食べられる!】コーヒー豆を食べるメリットとは?
コーヒーの木の寿命は約100年
コーヒーの木は、標高のある高山地帯で栽培されています。1本の木には、約3kgの実がなり、そこから500g程度のコーヒー豆が採れるのが特徴です。
これだけ聞くとかなり少量なことに驚きかと思いますが、じつはコーヒーの木、100年近い寿命があるため、効率よく栽培できる植物なのです。
また、亜熱帯地域では年に1回、熱帯地域では年に2回コーヒー豆を採取できます。水やりの回数も5日に1回程度と維持パフォーマンスに優れることから、優秀な植物だといえるでしょう。
おわりに
この記事では、つい人に話したくなるコーヒー豆のトリビアを7つご紹介しました。コーヒーには、カフェタイムなどに話してしまいたくなる面白いトリビアが豊富にあります。
次にどんなコーヒーを飲んでみるか、それを決める面白い話題もご紹介したので、友人や恋人に話してみてはいかがでしょうか。
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