パンはコーヒーとの相性がぴったり。朝食はトーストとコーヒーに決めている、という方も多いですよね。
とはいえ、ひとくちにコーヒーといっても味わいはさまざま。そこにはコーヒー豆のロースト（焙煎）具合が大きく影響し、パンとの相性を左右します。パンとコーヒーの相性がよいと、相乗効果でお互いを引き立て、よりおいしく感じられるんです。
今回はコーヒー豆のロースト別に相性のよいパンの種類をご紹介しましょう。
目次
スイーツだけじゃない！パンにもコーヒーとの相性がある
ドリンクの特徴を元に相性のよい食べ物を探すことを「フードペアリング」といいます。どこかで耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか？
コーヒーの場合はスイーツとのフードペアリングがよく知られていますが、もちろんパンにもあります。
同じようなテイストや特徴のものを合わせるのがフードペアリングの基本。たとえばさっぱりしたコーヒーなら、シンプルなフードを合わせると間違いありません。
コーヒーとのフードペアリングの目安はロースト具合
フードペアリングでは香りや味わいといったドリンクの特徴から相性を考えます。コーヒーの場合目安となるのが豆のロースト具合。
ローストとはコーヒーの生豆を炒って加熱することです。生のコーヒー豆はそのままでは飲むのに適さないため、ローストして豆の成分を変化させ、独特の風味や香りをまとわせます。
ローストにはいくつか段階がありそれぞれ香りや味わいが変わるため、相性のよいフードも変化する、というわけなんですね。
ちなみにコーヒー豆は生産地によっても香りや味わいは変わりますが、ロースト具合の方が影響大。まずはコーヒーがどの程度ローストされているのかを参考にするとよいでしょう。
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コーヒー豆のロースト別、相性のよいおすすめパンは？
コーヒーのローストにはいくつかの段階があり、同じ豆であってもローストが変われば香りや風味も変化します。ここではローストを大きく3つの段階に分類し、それぞれに相性のよいパンをご紹介しましょう。
浅煎りなら素朴でシンプルなパンを
ライトローストやシナモンローストといった浅煎りのコーヒー豆は酸味が多く、さっぱりとした味わいが特徴。以前はあまり飲まれなかったのですが、サードウェーブコーヒー の台頭により多くの人が好むようになってきました。
そんな浅煎りのコーヒーにぴったりなパンはライ麦パンやカンパーニュといった、素朴で酸味のあるハード系のパンです。
またドライフルーツの入ったパンもおすすめ。そもそもコーヒー豆はフルーツなので、果実の成分が残る浅煎りの豆との相性はぴったりです。
中煎りならスタンダードないつものパンを
ミディアムロースト、ハイローストといった中煎りのコーヒー豆は、浅煎りに比べ酸味が落ち着く一方で、苦味とボディが強くなるのが特徴。クセの強くないコーヒーは多くの人に好まれる味です。
そんな中煎りのコーヒーにはスタンダードなパンがぴったり。バターやジャムを塗ったトーストやフランスパン、惣菜パンなどある程度味のしっかりとしたパンがよいでしょう。サンドイッチやベーグルサンドなどもおすすめです。
深煎りなら苦味に負けないどっしりしたパンを
フルシティローストやフレンチローストといった深煎りのコーヒー豆は、ボディが強く濃い味わいが特徴。酸味は消え、代わりにどっしりとした苦味がある、いかにもコーヒーといったテイストです。
そんな深煎りのコーヒーには濃い味わいに負けないパンを合わせましょう。チョコレートやクリームがたっぷり入ったパンや、バターが練りこまれたクロワッサンやブリオッシュなどがおすすめ。
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自分だけのパンとコーヒーのおいしい相性を見つけよう
いつもなんとなく口にしているパンとコーヒーも、相性を考えると楽しみがぐんと広がります。
今回ご紹介した相性のよいパンはあくまで一例で、好みはひとそれぞれ。食べ比べてみたり、自分なりのフードペアリングを考えるたりするのもまた楽しいですよね。
ぜひあなただけのベストなパンとコーヒーの組み合わせを見つけてみてください。
