マグを持つ女性

コーヒーが好きな女性の中には、女性特有の病気(婦人病)に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 婦人病とは婦人科で診療されるあらゆる疾患のことを指しますが、卵巣や子宮に炎症が起こったり腫瘍ができたりすることのほか、月経の異常や更年期障害なども含まれます。

 

近年ではコーヒーの健康効果がいろいろと取りざたされていますが、婦人病を抱えている場合、コーヒーを飲んでも問題はないのでしょうか? 本記事では、コーヒーが婦人病に与える影響について解説していきます。

女性ホルモンに起因する病気の方はカフェイン摂取には注意

コーヒーを飲む女性

女性ホルモンが関係している婦人病の場合、1日に何杯もコーヒーをがぶ飲みするのは控えたほうが良いでしょう。カフェインのとり過ぎは女性ホルモンのバランスを乱し、病状をさらに悪化させてしまいます。

 

ここでは、コーヒーの過剰摂取を避けるべき主な婦人病についてご紹介します。

月経前症候群(PMS)のイライラを増大させるカフェイン

月経前の女性の心と体に起こる不快な症状のことを月経前症候群といいます。はっきりした原因は不明ですが、女性ホルモンの変動が月経前症候群を引き起こすひとつの要因だと考えられています。

 

月経前症候群ではイライラや情緒不安定、頭痛や腰痛、そして睡眠障害などさまざまな症状に悩まされますが、カフェインはイライラや不安感、不眠を悪化させる可能性も。月経前症候群でお悩みなら不快な症状を軽減するためにも、コーヒーを飲む量を減らしたり、デカフェやノンカフェインのコーヒーを飲んだりすると良いかもしれませんね。

カフェインが子宮筋腫を増大させる原因に?

子宮筋腫とは子宮にできる良性腫瘍のことです。月経のある女性の間では一般的な病気ですが、不正出血などの月経異常の原因となり、しばしば不妊症や貧血をもたらします。女性ホルモンの一種であるエストロゲンが子宮筋腫を大きくする要因だと考えられていますが、アメリカではカフェインが筋腫を増大させる原因になるのではないかといわれています。これはカフェインがエストロゲンの分泌を促進する働きを持っているためで、子宮筋腫の場合にはコーヒーの過剰摂取を控えたほうが良いでしょう。

コーヒーが更年期障害に与える影響について

カフェ

更年期障害とは、閉経前後の十年間に現れる心と体の不調のことです。やる気がでない、だるいときの起爆剤としてコーヒーを飲む方もいらっしゃるでしょうが、更年期障害を抱えている場合でもこれまで通りにコーヒーを飲んで大丈夫なのでしょうか?

自律神経のバランスを乱すカフェイン

女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは脳の指令によって卵巣から分泌されますが、加齢により卵巣機能が低下すると女性ホルモンの分泌量は減少します。一般的に更年期障害は心理的要因のほか、エストロゲンの分泌量が減り、女性ホルモンのバランスが崩れることで起こるといわれています。

 

コーヒーを飲んでカフェインが体内に摂取されると、脳が興奮します。これは興奮性神経伝達物質を抑制する作用を持つ化学物質・アデノシンと構造が似ているカフェインが、脳の神経細胞表面にあるアデノシン受容体と結合することで、グルタミン酸やドーパミンなど多くの興奮性神経伝達物質が脳の神経細胞に送り出されるからです。

 

そうしてカフェインによって脳が興奮すると交感神経が優位になり、交感神経と副交感神経から構成されている自律神経のバランスが乱れます。自律神経は内臓や血管などの消化器や循環器、そして呼吸器の働きがうまくいくように調整している神経で、自律神経のバランスが乱れるといろいろな体調不良があらわれます。

カフェインが更年期障害をさらに悪化せさることも

じつは女性ホルモンの分泌を促す脳の部分は、自律神経のコントロールをもつかさどっています。更年期には卵巣の反応が悪くなるので、指令通りに女性ホルモンが分泌されないことで脳が混乱して暴走してしまい、自律神経のコントロールもうまくいかなくなるのだとか。そのような状態の更年期に大量のカフェインを摂取してしまうと、自律神経のバランスはますます乱れることになり更年期障害とも相まって、心と体の不調がいっそうひどくなる恐れがあります。

 

更年期障害のあらわれ方は千差万別、まさに人それぞれ。重度の方もいれば軽度の方もいますが、更年期障害で辛い思いをしている方の場合には毎日のカフェイン摂取量を少なくするか、カフェイン摂取そのものを控えてみることができるかもしれません。もちろんストレスなど、心理的・精神的な要因から更年期障害が引き起こされることもあるため、コーヒーを飲まなくしたからといってすべての症状が改善されるわけではないことを心に留めておきましょう。

まずはデカフェやノンカフェインに替えてみて

ブラックコーヒー

コーヒーを飲むのが大好きな方にとって、「コーヒー断ち」をするのは容易なことではないはず。ですから、上記の種類の婦人病に悩まされているのであれば、いつものコーヒーをデカフェやノンカフェインのコーヒーに替えてみてはいかがでしょうか。

 

コーヒーに含まれているカフェインが婦人病を悪化させる場合もありますが、すべての婦人病に悪影響を与えるわけではありません。もしもコーヒーを飲んでも大丈夫な病気なのかどうかを知りたいのであれば、専門医に相談することをおすすめします。

 

参照サイト:https://www.wakayama-clinic.com/

https://www.lomalinda-jp.com/

http://www.iwaichuo.com/

https://www.healthcare.omron.co.jp/

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