少しずつ、少しずつ、日常を取り戻しつつある私たち。まだまだ気を緩ませたらいけないけど、少し光が見えてきたわね。

 

長かったような、短かったような……。またこれからどんな風になっていくかは分からないけど、ひとまず第一段階は越えた、かな?

 

この前、すごく久しぶりに会社に行った時のこと。

 

同期とも約1ヵ月ぶりに再会できて、自分でも意外なほどに飛び上がるほど嬉しかった。オンラインでは何度か話したけど、やっぱり実際に顔と顔を合わすのとは全然違うものよね。学生の時、夏休み明けに登校して久しぶりに友達と会った時みたいな感覚っていうのかしらね。

 

その日のランチは、同期と近くのカフェでテイクアウトランチをしたの。川沿いにあるしゃれたベンチで隣り合って食べたんだけど、まずはアイスラテで久々の乾杯! 普通のことがどれだけ幸せだったかを改めて噛みしめた瞬間だったわ(笑)

 

その子は私のふたつ年上で、2歳の子供を育てるシングルマザー。そんな彼女の周りで、今コロナ婚が急増しているんですって。「コロナ離婚じゃなくコロナ婚ならめでたい! 」そう思ったのも束の間、女友達の結婚の理由がみんながみんな同じで、一度、結婚を経験している彼女から見ると「その理由じゃぁ、もしかしたら将来、危ないかも」と、彼女たちといつかの自分とを重ね合わせたそうなの。

 

結婚を決めた女友達たちは、コロナの緊急事態宣言発令後、当然のことながら彼氏とも会えなくなったんですって。

 

いつまで続くかわからない会えない日々は、彼女たちをどんどん不安にさせていったの。そして最後の最後の最終段階!! 思いつめた彼女たちが出した答えは、「会えないことがこんなに不安でつらいなんて。だったらもう、結婚しましょう!」という結論に。

まぁでも、男性側もOKなら問題はなさそうだけど、「不安だから」ってとこがアレなんでしょ? って話をふったら。

 

同期「まさにりかの言うとおり、「不安だから」って理由がね……。会えないことが不安で結婚するって、ふたりの信頼関係が成り立つ前に結婚を決めちゃったってことでしょ? 私自身、昔結婚した時は彼女たちと同じ理由で結婚を決めたの。今振り返ると、これってただただ、「相手がどっかにいっちゃったらどうしよう」って不安から逃げるための結婚でしかなかったんだよね。だからさ~」

 

りか「信頼関係が成り立つ前に結婚すると、そりゃ当然別れの危機もきやすいよね。今回はコロナだったけど、これから先だって色んなことあるだろうし。その時に2人の関係性が熟してないと、まぁ私たちみたいになりかねませんね」

 

同期「そうなんだよ。今は「やっとこれで一緒にいれる」って安心していてもさ、根本の解決にはなっていないわけよ。私はそれで失敗したから、友達には私みたいな経験して欲しくないんだよね……」

 

りか「同感」

 

ふたり「……(苦笑)」

 

 

私、思うのよね。

 

 

結婚相手は「離れていると不安で心配でどうしようもなくなるけど、一緒にいると安心できる人」ではなくて、「一緒にいても楽しいけれど、離れていても安心感を感じられる人」かどうか。

 

前者は、不安や心配をすればするほど「それだけ好きってことね!」っていう勘違いをしちゃいがちだけど、本当はそうじゃない。ただただ、相手のことを信用できていないか自分に自信がないかだけ。

 

後者は、ふたりの間に信頼関係ができたあと。そうなると、ちょっとやそっとでは大慌てしないんじゃないかしら。会えなくてさみしくはなったとしても、不安や心配という感情にはならないはず。

 

今回、後者の理由で結婚に至るカップルがいるならきっとうまくいく。でも、結婚の理由が前者なら。相手に対しての不安や心配が取り除かれるまで、あともう少しだけ、待ってみたら?

 

それからでも決して遅くはないはずよ。

あなたが笑う未来は、やっぱりあなた自身が選択していかなくちゃね。

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