やだ、あっという間にもう少しでGWじゃない。今年って10連休なのよね~。
本当のところ、そんなにいらないかも。っていうよりも、5連休と5連休とかに分けてくれたら……って贅沢な要望を会社で社長に思わず漏らしたら、「わかる……!!!」とご賛同をいただけました(爆笑)。
(賛同だけだったけどね。)
この季節、外を歩いていると、どこもかしこも新入社員のフレッシュさん達で溢れかえってるわね。
さすがに、ついこの前とは思えないけど、「あぁ、こんなに新入社員て若かったんだ」って驚くくらいには、私も社会人歴も長くなってきた(苦笑)。
私がいつもランチで行くカフェにも、「この前入社したばかりです!!」という女子たちがわんさか。それにしても、みんな同じ出で立ちなのよね。ベージュのトレンチコートに一本に結んだ黒い髪。「若々しさがそろそろ眩しいです、私は。」とか思っていたら、既に同期同士の中でマウントが始まったの。
新人A「私なんて○○大卒だよ~、6大学の中はほんと下。でも、よくわからないけど美男美女が一番多い部署って言われる所に配属になったから……でもあの中だと、自信ないなぁ私」
新人B「ねねね、今日の○○さんマジかっこよくなかった? 彼女いないらしいよ、早速聞いちゃった。もうみんなに言っておくけど、私○○さん狙いだから」
新人C「え、ねえねえ? この中で大学時代読モ(読者モデル)かサロモ(サロンモデル)やったことある人ってどんくらいいる? え、○○さんだけないんだ~、へ~、○○さんも素朴で可愛いのにねえ……」
この三人聞いていても誰とも会話が噛み合っていない……。
思わず、苦笑いが込み上げた。
新人「あるある」だけど、所構わず自分の会社名を大きな声で言っちゃうから、あなたたちが、どこの会社の子か周りの人たちにまる聞こえ。でもその会社名を聞いて納得、そこは大手企業で、男も女も顔面偏差値が中の上以下はとらないので有名な会社。もちろん大学もそれなりには見るけどね。
今まさにマウントの仕合いを繰り広げている新入社員たちも、よく見るとみんな整った顔立ちね。そのうち1ヵ月もすれば、それぞれの個性が外見にも出てくるはず。
ただね、その会社が強烈なのはそれだけじゃないの。
時代錯誤かもだけど、スパルタで超有名な会社でもあるの。実は私の友達もその会社に勤めてるんだけど、新人の頃の彼女と言ったら、大学生活とのギャップに青ざめてたくらいよ。でも、彼女は美人なうえに頭がきれた。「私は可愛いのに」とか「キレイなのに」とかっていうくだらないプライドは入社1週間で即効捨てたのよね。
彼女ね、入社してから数年後、私にこう言ったのよ。
「なんとなく分かってたけど、顔だけでちやほやされるのは大学までだね。社会に出たら、まぁ可愛くないよりはいいかもだけど、それよりも愛嬌や仕事ができるかどうかが一番なんだねえ。てか、もう今さら外見で褒められてもなかなか嬉しくないかも。褒めるとこ、そこ? って思っちゃうかも」ですって。
ちなみにその彼女、しばらくすると頭角を、めきめきと出し始めてあっという間に昇格。恋愛も職場恋愛でさらっと幸せになったわよ。彼女が言うに、当時断トツで美人と言われていた同僚はそのプライドを捨てきれなくていまだに昇格はなし。恋愛は長すぎる不倫の末、今はフリーとのこと。
この差って、わかる?
私、思うのよね。
社会に出たら、いらないプライドは即効捨てた方が身のためよ。
会社の先輩たちも、多かれ少なかれその道を通ってきた経験者たち。だからこそ、「あ、この子はもう大丈夫」とか「やばい、こじらせてる……」とかすぐわかっちゃうのよ。だって、なんにせよ自分が味わった道だから、ね(苦笑)
もちろん、ちゃんと自分が守るべきプライドは絶対に捨てちゃダメ。そのプライドがいるものなのかそうでないかは、そのうち自然と分かってくるはずよ。
にしても、今まで生きてきた価値観とは全く違った所に放り出されるのって、ほんっとストレスよね(笑)入社したてって、覚えることが山ほどあって、何が分からないかも分からないまま過ぎていくしね。マウントして、少しでも自分よりも下の子を見つけて安心したいっていう気持ちもわからなくはない。
でもこれから、もしね。まだあなたたちがマウントをするとしても、その矛先は「仕事」になるかもね。少なくとも、モテたとか読モとか○大卒とか、そういった類のものではなくなっていくわよ。
自分らしくいられる仕事についた(であろう)あなた達へ一言。
仕事って、真剣にやり始めたら、楽しいわよ。
いらないプライドは捨て去って、ぐんぐん吸収して先輩どもを驚かせてあげてね。
(ちなみにだけど、もし見極めて自分らしく働けないと思ったなら、固執しないでやめるのも全然あり。でもまずは、自分らしい働き方を見つけることが先手ね♡)



