コーヒーメニューの中でも根強い人気がある『カフェオレ』作り方は「コーヒーとミルクを混ぜ合わせる」と至ってシンプルなのですが、使用する素材や淹れ方を変えるだけで、いつもより美味しいカフェオレを作ることができるんです。

 

カフェオレと相性が良いと言われているコーヒー豆から、選ぶ牛乳の違いについて。

最後に、簡単で美味しく作れる『黄金レシピ』の紹介。

 

作り方は、とても簡単なのでコーヒーを入れる道具さえあれば今日から作れまます。

 

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カフェオレとマッチングするコーヒーの味覚とは?

カフェオレの魅力は色々とありますが、やっぱり大事なのはコーヒーの“コク”と“苦味”じゃないでしょうか。その2つにミルクがバランスよく混ぜ合わさったのが美味しいカフェオレの条件です。

 

コクと苦味のバランスが取れたコーヒー豆でおすすめなのは「ベトナム」という銘柄だと僕は思います。ベトナムはやや小粒のコーヒー豆でコクが強く、ほどよい苦味があると言われています。

 

この他にも「マンデリンG-1」や「グァテマラ・ポック」といった銘柄もおすすめで、よくミルクアレンジのコーヒーに使われています。

 

逆に、カフェオレに向いていないコーヒー豆は、一般的に「キリマンジャロ」や「メキシコ・アルトゥーラ・ハルテナンゴ」といった酸味の強いものが挙げらるでしょう(強い酸味はミルクの味とケンカしてしまうため)。

 

たとえば、カフェオレというより、紅茶のミルクティーに近い味わいになることが多いです。

中には、モカなどを使ったものもあったりしますが、あまりコーヒーに詳しくない人にはお勧めできません。牛乳とのバランスがむずかしいでしょう。

 

そして、この“酸味”で気をつけたいのは豆だけではなく、ローストレベル(焙煎の度合い)も含まれます。次項ではカフェオレに合うローストレベルを解説していきます。

 

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カフェオレに使う豆のローストレベルと挽き方について

コーヒー豆は焙煎する時間によって味を大きく変えます。

簡単に解説すると、短時間で焙煎した豆(浅煎り)は酸味が強くなってしまうのですが、長時間焙煎した豆(深煎り)は酸味が弱くなり、苦味が強くなります。

ですので、カフェオレに使う豆は深煎り豆を使いましょう。

 

深煎り豆を選んだあとは、コーヒー豆のコクを引き出す挽き方にも注目です。コーヒーの挽き粉は粒度が細いほど、お湯との接点が増えるのでコーヒーの味が色濃く出ます。しかし、あまりにコーヒーの味が強すぎると、ミルクの味を消してしまうので細挽き~中細挽きがおすすめです。また、使うミルクの種類によってもカフェオレの味は変わっていきます。

 

どんなミルクがカフェオレに適しているのでしょうか?

【牛乳選びも大切】ミルクの種類も色々!カフェオレには王道のミルクを!

ミルクのパックには「種類別名称」という表記がされています。

例えば、牛乳に含まれる成分の一部を取り除いたものは「成分調整牛乳」、脂肪分を完全に抜いたものは「無脂肪牛乳」と表記してあります。この二つは純粋なミルク(生乳100%)とは若干味に違いがあり、カフェオレのミルクとして使うと雑味が出てしまいます。カフェオレに適しているミルクは雑味のない“生乳100%のミルク”になります。

必ず、カフェオレをつくるときは、生乳100%の牛乳「成分無調整」の牛乳を選びましょう。

 

「成分調整牛乳」や「無脂肪牛乳」も避けたほうがいいです。

成分調整牛乳は、生乳から成分を調整しているので、コクがあまりでないのとケミカルっぽい印象になりがちです。

 

無脂肪牛乳も、カフェオレには不向きです。乳脂肪分が取り除かれているので、コーヒーの成分と馴染みません。

 

では、次項ではここで紹介した材料を使った美味しいカフェオレレシピを紹介します。

 

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美味しいカフェオレの黄金レシピ

ご自宅で、美味しいカフェオレを作るにはハンドドリップで十分です。ハンドドリップの場合、お湯を注ぐスピードや蒸らす時間などを自分で調整できるので、理想の味を出しやすいというメリットがあります。

他にもサイフォン・フレンチプレスも味が、しっかり抽出できる淹れ方なので、好きな人は挑戦してみても良いでしょう。

〜用意するもの〜

  • コーヒー豆(深煎りのヨーロピアン・ブレンドなど)
  • コーヒーミル
  • ペーパーフィルター
  • ドリッパー
  • サーバー
  • ケトル
  • ミルクパン(片手鍋)
  • 牛乳(成分無調整の生乳100%の濃いめの牛乳がおすすめ)

 

ご家庭でお使いになっている普段の用具で作れます。コーヒー豆と牛乳の相性だけ注意しましょう。

~美味しいカフェオレの作り方~

(1人分/コーヒーカップ200cc)

 

①まずカップの容量を確認しておきましょう。今回は200mlのコーヒーカップ。

少し濃い目のコーヒーを淹れたいので、やや細かく挽いた挽き粉10g、お湯100mlを目安にします。

 

お湯をケトルで温めます。

お湯の温度はカフェオレにとって大事な「コク」や「苦味」、「甘味」を出したいので約90℃に温めてください。お湯の90℃は沸騰寸前の温度です。ぽこぽこと空気の泡がでてくる前くらいで止めてください。

 

③ペーパードリップで抽出していきます。

お湯を注ぐスピードはやや遅め(1分半ほど)ゆっくりと注いで、蒸らし時間は30秒。しっかりとコーヒーの味をだしたいので少し長めに蒸らしてください。

 

④そのあとはペーパードリップの基本方法の3投式でお湯を、ゆっくりとお湯を落とし、コーヒーを濃いめに出します。100mlでいつもより2倍の濃さの抽出ができれば成功です。

 

 

⑤蒸らしている間にミルクパンに牛乳100mlを注ぎ、弱火〜中火で火にかけましょう。ここでは沸騰させたくないので、70℃くらいの温度で火を止めてください。

 

⑥コーヒーカップを湯煎して、あらかじめ温めたら、コーヒーを注ぎます。最後に、ゆっくりとミルクを注いで完成です。

 

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ちょっと余談。心優しきデビルフェイス

僕の顔は怖い。

以前、初対面の人に「悪魔みたいな顔してますね」と真顔で言われたことがある。

「お前は悪魔見たことあんのか?」と飽くまで強気に言い返してはみたものの、根がデリケートにできている僕は内心、酷く傷ついていた。

この顔面で30年以上も生きているのだから、自分がどれだけ怖い顔なのかは十分自覚している。

この怖さを中和するため物腰を柔らかに、出来る限り人には優しく接しようと努力もしてきた。

 

言うなれば、僕はコクと苦味の強いコーヒーみたいな顔をしているが、そこにミルクという優しさを注いだカフェオレのような男なのだ。

それを、あの野郎言うに事欠いて悪魔たぁ上等じゃねーか。いつか必ず地獄を見せてやりたいものである。

 

それでは、春の気配を感じつつも、まだ寒い日も続くので、カフェオレを楽しんでみてほしい。

 

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