コーヒーを淹れるにはドリッパーやフィルター、またはフレンチプレスなどの専用の道具を揃える必要があります。しかし、もっと身近なアイテムで淹れられたら、より気軽にコーヒーを楽しめますよね。そこでおすすめなのが、茶こしを使ってコーヒーを抽出する方法です。
「茶こしで!?」と思われるかもしれませんが、簡単に淹れられるだけでなく、通常のドリップコーヒーとは異なる独特の風味にはファンも少なくありません。
これからコーヒーライフを楽しみたいというビギナーにも手軽でぴったり。
今回は茶こしコーヒーの特徴や淹れ方、おいしく淹れるためのコツについて解説しましょう。
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目次
茶こしコーヒーは普通のドリップとどう違う?
茶こしで淹れたコーヒーと、普通のドリップコーヒーとではどのような点が違うのでしょうか?
ペーパーレスでエコ
コーヒーを茶こしで淹れると、ペーパーフィルターを使う必要がないため、ゴミの量を減らせます。
また、ペーパーフィルターは独特の匂いが気になるという人も。茶こしを使えば、ペーパーフィルターを使う必要がないので、匂いが移る心配もありません。
うまみ成分をたっぷり抽出できる
茶こしを使うと、ペーパーフィルターにコーヒーの油分が吸い取られることがないため、オイルをはじめとしたうまみ成分がダイレクトに抽出されます。
フレンチプレスで淹れたときのようなコク深さを手軽に味わうことが可能です。
手軽で簡単!茶こしコーヒーの淹れ方
それでは、さっそく茶こしを使ってコーヒーを淹れてみましょう。
■用意するもの(一人分)
- コーヒーの粉:10gほど
- 茶こし
- コーヒーサーバー(なければティーポットでも)
- お湯:250mlほど
■作り方
1.コーヒーサーバーにコーヒーの粉を直接入れる
2.コーヒーの粉がひたひたになるくらいのお湯を入れ、1分待つ
3.残りのお湯を入れ、さらに1分待つ
4.マグカップの上に茶こしをセットし、上からコーヒー液を注ぐ
ポイントは、お湯を注いだ後にしっかりコーヒーが抽出されるまで待つことです。それぞれ1分間、タイマーで計って待ちましょう。
茶こしコーヒーをさらにおいしく淹れるポイント
茶こしコーヒーのデメリットは、カップの底にどうしても細かな粉(微粉)が残ってしまう点です。気にならないという方も多いですが、飲み干す際に舌触りが気になってしまう場合も。
また微粉はコーヒーに雑味をもたらす原因にもなってしまいます。
完全に微粉を取り除くことは難しいですが、次のポイントに注意すると減らすことができますよ。
目の細かい茶こしを使う
茶こしはできるだけ目の細かいものを選びましょう。
目の粗い茶こしを使うと、微粉が残る原因となってしまいます。とくに100円ショップなどの茶こしは目が粗く、コーヒーを淹れる際にはおすすめできません。
はじめに軽く粉をふるっておく
サーバーにコーヒーの粉を入れる前に、茶こしで軽くふるって微粉を落としておくとよいでしょう。
これはコーヒー好きの方がドリップする際、雑味を減らすためにおこなう裏技でもあります。
コーヒー豆は粗挽きに
コーヒー豆は粗挽きがおすすめです。
細挽きのコーヒー豆を使うと微粉が茶こしの目をすり抜けてしまい、カップの底に残りやすくなってしまいます。
手軽な茶こしコーヒーで風味豊かな一杯を
茶こしコーヒーは手軽なだけでなく、うまみや風味をダイレクトに味わえる方法。深煎りのコーヒーを選んで、香ばしく濃厚な味わいを楽しみたいですね。
毎回ペーパーフィルターを使うのがもったいない、コーヒー本来の味をもっと手軽に味わいたいなどと感じている方にぴったりの茶こしコーヒーです。
身近なアイテムで淹れることができるので、ぜひ一度試してみませんか?