気温もやっと上がってきて、春らしい季節になってきたわね。
この前の週末は、鎌倉散策に行ってきたの。
せっかくだしということで、着物レンタルをして、お寺や町並み散策はもちろん、やっぱりカフェをまわってきたんだけど。
鎌倉から江ノ電に乗って少し行ったところにある、長谷寺で有名な長谷駅。
長谷って、珈琲屋さんがすごく多いのね。至る所に珈琲屋さんがあって、しかもおしゃれ。
そして入ったお店がビンゴ中のビンゴ。
その日はその連なるお店の1つに入ってきたんだけど。店内のインテリアデザインはかなりおしゃれ。鎌倉にちなんだ食べ物とかもあって可愛らしい。
肝心の珈琲の味はというと?・・・・・・うん、最高。
でもね。
席が一緒になった女性がとんでもなかったの。
女性グループ3人衆。とっても楽しそうな、華やかなグループ。
彼女たちも観光で、私たちと同じように着物を纏っていたのよね。
そのうちの、1人。
それはそれはもう、艶やかで美しい顔立ち。派手な柄の着物もとってもよく似合って、思わず見惚れるほどだったの。
でも、あら素敵✨って、思ったのはほんとに一瞬。
そこのお店は、コーヒーとパンケーキが有名なお店でね。
彼女たちのテーブルにもパンケーキが運ばれてきたんだけど。
その見目麗しい彼女が口にパンケーキを運び、発した一言。
「うわっこれまじうっめ、やっば!半端ねぇ!」
ちなみに、どれだけ若く見積もっても、20代は後半。
興ざめしたのは言うまでもないわよ。
なんでそんな言葉づかい?
というか、これまでどうやって生きてきた?って本気で問いかけたくなったわよ。
私、思うのよね。
どれだけ顔面偏差値が良くてもね
品がなければ話にならない。
むしろ絶世の美女じゃなくても、品のある女性の方が美しく見えるし、そしてもちろん男性からの需要も高い。
自分の彼女が、口を開けばそんながさつな言葉遣いだったら、絶対誰にも会わせたくない。
なんにもしゃべらなくて、隣だけを歩かせるだけなら自慢の彼女でしょうね?
でもそれってさ。虚しいじゃない。
せっかくとっても美人さんなんだから。もったいないわよ。
顔面偏差値がすこぶる高いうえに、品まで併せ持つ女性だってもちろんいる。
目の前に座る彼女は美貌にかまけて、中身の美しさはどこかにおいてきちゃったみたい。
そんなこと思ってたら、その彼女、店員さんに向かって
「あ、コーヒーおかわりちょうだい!」
って、まさかの
タメ口。
いくら綺麗でも、あまりに品がないとなぜかブスに見えちゃうのよね、不思議。
外見をどれだけ見繕っても、結局中身が支えてる。
人は見かけが9割っていうのは、案外的を得てる。
生まれ持った見た目じゃなく、内面から湧き出る魅力や美しさって、どうしても外にもにじみ出るものだから。
生まれ持った見た目は、放置状態ならいつかきっと腐っちゃう。
中身があるからこそ、見かけが美しく、品良くなっていくものなんだということ。
いつか彼女も、気づきますように。

