たまには新規開拓しようってことで、入ったそのお店。
結構当たりだったみたい。
決して広いとは言えない、こじんまりとしたお店。
どうやら界隈では有名なバリスタさんが淹れるコーヒーは、美味そのもの。
近すぎず、遠すぎずなその距離感も、うん。最高。また来よう。
そんな、ひっそりと佇むそのお店で聞いた今日の話。
私が大好きな友達から、「相談がある」と連絡がきたので、早速会いに行ったわけ。
そこで私が聞いたのは。
数年付き合った彼と別れて、はや3年。1人を謳歌していたその子に、新しい出会いが訪れたの。
自分もいいな・・・・・・と思っていた相手から、先日告白されたらしいの。
相手は、取引先の社長。
歳の差、12歳。そして彼の方が、年下(!!)
ちなみにその子は今年40歳。彼は、28という計算になるわね。
仕事が出来て実年齢よりも若く見える彼女は、見事、社長のおめがねにかなったというわけ。
聞いてる私の方がテンションあがっちゃって、
「えぇ良かったじゃない!おめでとう♡それで返事は?もうした?」
なんて聞いてたら。
なんだか浮かない表情の彼女。
「うん。なんか自信なくて、お断りしようかと思ってて・・・・・・。」
目がテンって、この瞬間の私のことを言うんだと思ったわ。
なんで? だって自分自身も、相手のこといいって思ってたわけでしょう?
よくよく話を聞いてみたら。
ようは彼女、自分に自信がないみたい。
・取引先の若手社長(しかもイケメンらしい)に手を出したなんて会社にばれたらどうしよう
・40歳のおばさんなのに、彼はこんな私でいいのかしら
・もし万が一付き合ってみて、その先「あ、違うかも」ってひかれたらどうしよう
・第一、40歳で付き合うって、子供とか産めないかもしれないけど、いいのかしら
という、どうしようのループにはまっていた彼女。
私、思うのよね。
それは、相手が決めること。
いくらあなたがどうしようって思ったところで、相手はあなたのこと、いい!って思ったんでしょう?
あなたがどれだけ考えたところで、それって実は、答えが出ない。
相手が決めることだもの。
・会社にばれたところで、あなたと相手が堂々としていれば、周りなんて関係ない
・40歳のあなたってよりも、あなたを好きになって、たまたまその人の年齢が、40歳だったってだけ
・あ、違うかもって思われてもいいじゃない。それがあなたなんだから。その時、2人で話し合えばいいだけなんじゃない?
・子供のことだって、28なら十分、分かっているはず。それも、その時がきたら話し合えば?
だから、あなたは、そのままの自分をいいって言ってもらえたその人のことを、受け入れるのがベストなんじゃないのかしら。
というか、幸せを噛みしめなさいよ(笑)
そんな事を話していたら、ようやく彼女も笑顔を取り戻して
「そうか。そうだよね。なんか、付き合うのがこわいっていう気持ちを隠して、言い訳してただけなのかも。」
って。
うんうん、その調子よ。
付き合ってみないと分からないことだらけ。
付き合う前に放棄しちゃうなんて、なんてもったいないことを。
それにね。
いいなと思っている人が、いいって思ってくれるなんて。
最高じゃない♡
少しずつまた、付き合っていけばいいのよ。
ふとバリスタさんのことを見たら、バリスタさんも「うんうん」って、頷いてたわ(笑)
うん。
やっぱりこのカフェ、嫌いじゃない。



