みんな、元気にしているかしら。
在宅勤務の方も、会社に行かなければ仕事にならずに通勤している方も、飲食店の方も、今この記事を読んでくださっている方々は、いろーんな立場の方がいるはず……。だからこそ軽はずみなことは言えないけど、自分含め、どうにかこの状況、乗り切っていきましょうね。
ここからはいつもの話題に入るけど、どうにもこうにもこんな時だからか、恋愛に動きが出てくる人がいるようでして……。(笑)
この前、久しぶりに出勤して同僚たちとランチをした時のこと。今はだいたいリモートワークなんだけど、最低週に1回はみんな出勤するのよね。リモートワークは、国から「できるなら自粛してね」って言われてる今、すごく助かるシステムだけど、やっぱりたまにみんなに会えると、元気を貰えるのよね。
誰かと会話をするって、大切よね。どうでもいい他愛のない会話がもう楽しくって(苦笑)そんな感じで楽しく職場でランチをしていたんだけど、食後、UberEatsで届けてもらったコーヒーも飲み終える頃、同僚の一人が「私、この自粛期間中に毎日仕方なーくだけど自炊していたのね。そしたら料理のレパートリーものすごく増えたの。今度、コロナが落ち着いて彼氏と会えたら全部披露する!!」とこっちまで心が明るくなるような報告をしてきたの。
それを皮切りに、みんな意外とこの時間を有効に使っているみたいで「私は念入りにストレッチをするようになったら、めっちゃ体柔らかくなったよ」とか「ずっと売りたいけどそのままにしてた物たちを、メルカリで売りさばいた!」とか「家でできる仕事、○ヶ月分先までやっちゃった!」とか、まぁみんな出てくる出てくる。
こんな風に、どうにも出来ない状況なら、その状況なりに、ナチュラルにプラスにしていく力ってきっと人には備わっていると思うの。誰に言われずとも、自然にできる同僚たちと仕事ができるってだけで私は恵まれてるな〜、なんて思っていたら、入社2年目の同僚A(男)がぽつり。
同僚A「俺、このコロナが原因で彼女と別れるかもしれないっす」
一同「えぇっ!!! なんだ、やっぱりどっちかが「会いたい」って言ってどっちかが「いや今無理だから」みたいな感じ? ねえそんな感じ!?」
と口ぐちに同じようなことを発した結果(苦笑)やっぱりそんな感じだったみたいで……。でも、てっきり「会いたい」って言ってきたのは彼女の方だと思って話を聞いていたら、「会いたい」側は彼の方だったの。彼の話はこう。
同僚A「いや俺も、知らない間に誰かに感染してるんじゃないかっていう心配ももちろんあるし、自分自身うつされるって心配もありますよ? でも、彼女とかれこれ2ヶ月は会ってないんすよ。だからもう、彼女と会えない心配の方が大きくなっちゃって。だから、1回でいいから会おうって言ったんすよ。
でも彼女は「私もそりゃぁ会いたいよ。でもうちは実家だから、両親もいるしおばあちゃんもいるから、それを考えるとやっぱり会えない。しかもやっぱりAのことも心配だしね。だから、落ち着いたら会おう」の一点張りで。
まぁ彼女のそんな優しいところも俺は好きだから、彼女と会うのは諦めたんすよ。でもやっぱ、一人って寂しいし、つまんないから、男友達数人で遊んだりしてたんですよね。一人の時は極力家から出ないようにしてましたけど、やっぱり友達が集まると飲み屋とかに行っちゃったんです。
俺もそれを彼女に言わなきゃよかったんですけど、普通に言っちゃったんすよね。そしたら彼女「私が言ったこと、たぶんちゃんとは理解してくれていないみたいだね……」って怒っちゃって。「心配なのは家族ももちろんだけど、Aのことも心配だから会うのやめようって言ってるの。でも普通に飲み屋にも行くって、考え方自体が違うんだね私たち」って……。やばいです~どうしましょう俺。」
りか「うーん、やばいねぇ(苦笑)でもまぁ本当に、考え方が違ったんだろうね。それこそ、自粛制限の考え方は本当に人それぞれだもんね。まるっきり同じ人はそうそういないけど、2人は少しずれてたのかも。でも、彼女にそう言われて、やばい以外にどう思ったの?」
同僚A「正直……彼女のことは好きだから別れたくないけど、そこまで悪い事をしたのかなとは思います。俺のことを心配してくれていたのは嬉しかったけど、コロナって、インフルエンザよりも感染者数や死亡者数も高くないし、おたふくとかなんかの方がよっぽど怖いんすよ?
でもインフルエンザの時なんて、ここまで世界中パニックにならないですよね? だから、今の状況ってちょっと変じゃないですか。って、これ社長の受け売りですけど(笑)でも俺、ほんっとそう思うんすよ。うちの社長、間違ってないっす!!」
りか「……。まぁ、あなたや社長のいう事も一理あるかもしれない。でも比べるもの自体が違うってことと、一番の違いはあれよね、まだコロナは実態が掴めていない上に薬がないってのが大きいよね。だから、ここまでなってるんだと思うよ。あまり社長に感化されすぎないようにね(苦笑)」
同僚A「いやでも~。ちょっと大げさすぎやしないすか~。いやでもこのままじゃ、やばいっすよね……謝っておこうかな」
ここでランチタイムは終了。
私、思うのよね。
「前向きな人」と「物事を都合よく考える人」って、ぱっと見ものすごく似てるんだけど、実は全く違うのよね。
前者は、「自分の今いる状況をどんなものだったとしてもひとまず受け入れて、その上でなにか楽しいこと、成長できることはないかと考える人」
後者は「自分の今いる状況が受け入れがたいものだとしたら、都合のいいように考えて、物事をその目線でしか捉えない人」
いろんな考え方があっていいと思う。でも、同僚Aはどちらかと言えば後者タイプなのかもしれない。
たしかにインフルエンザもこわい。おたふくもこわい。でも、論点は今インフルエンザでもおたふくでもなく、コロナなのよね。その上でAの彼女さんは「会わない方がいい」と判断したんだと思う。
それこそ、個人の住んでる場所や状況によって会えたり会えなかったりするから考え方は、それぞれだけど。彼女の方はもしかして、Aが謝ったとしても「この人とは難しいかも」って思ってしまっているような気がしたの……。
あ~。それにしても。早くあの日常に戻りたい!!
経済も仕事も生活も恋愛も。これまでの普通って、実はとっても幸せだったんだと改めて気づく今日この頃。だけど、この状況が永遠に続くわけではないでしょう。
それこそ、「今できること」を少しずつ、やっていきましょうね。



