Kaffeeform

世界的にコーヒーの消費量が増えているといいますが、それに伴い大量のコーヒーかすが廃棄されています。よくコーヒーを飲む人であれば、一度や二度は「なんとかコーヒーかすを再利用できないだろうか? 」と考えたことがあるのではないでしょうか。

 

本記事では、ドイツ・ベルリン発のコーヒーかすで作られたユニークなコーヒーカップをご紹介します。

 

kaffeeform weducercup
“コーヒーかす”から生まれたタンブラー KAFFEEFORM.『WEDUCER CUP』
2018.5.17
日々大量に廃棄されるコーヒー抽出後の“かす”。これを何かに有効活用できないものか、そんな想いから誕生したのがKAFFEEFORM.『WEDUCER CUP』です。エコロジー先進国のドイツで生まれた画期的なタンブラーをご紹介します。 KAFFEEFORM.のコーヒーリサイクル製品第2弾! 今回ご紹介...…

地球環境に配慮した「コーヒーカップ」

カプチーノ

深いブラウンの色合いが素敵なKaffeeform社のコーヒーカップは、どのようにして生まれたのでしょうか。

そのいきさつについてご紹介します。

 

関連記事:コーヒーかすでオーガニック肥料を作ろう【初心者向けの観葉植物もご紹介!】

関連記事:【KAFFE BUENO】コーヒーかすを再利用! 美容に効くリサイクル・コーヒーオイル

Kaffeeform(カフェフォルム)社が誕生するまで

ドイツ・ベルリンに本拠地を構えるKaffeeform社は、2015年にユリアン・レヒナー氏によって設立されました。コーヒーを愛飲する彼は、イタリア留学中に廃棄物として捨てられるコーヒーかすに着目します。毎日大量に廃棄されるコーヒーかすを有効活用できれば、地球への負担を減らせるのではと考えた彼は、コーヒーかすでコーヒーカップを作ることを思い付きました。

 

何度も専門家や科学者と話し合い、試行錯誤を重ねた末、ついにコーヒーかすからエスプレッソカップを作ることに成功します。商品開発からビジネスとして発展するまでに3年かかったといいますが、2015年に製品化され、コーヒーショップをはじめ、レストランやカフェで使用されるようになりました。現在では、エスプレッソカップのほか、カプチーノカップ・カフェオレカップ・ウィドゥーサーカップが製造販売されています。

社会事業に積極的な企業へと成長

イタリアでデザインを学んでいた一人の学生のアイデアから生まれたKaffeeform社は、社会事業に積極的な企業へと成長しました。ベルリンにある自転車宅配業者に、契約しているコーヒーショップからコーヒーかすを集める業務を委託し、障がい者のための労働支援施設と協力して製品を製造しています。

 

関連記事:『コーヒーかす』を簡単に再利用する5つの方法!エコライフ活用術

Kaffeeform社製コーヒーカップの5つの特徴

ラテカップ

Kaffeeform社のコーヒーカップには、いくつかの特徴があります。

軽量で手が疲れにくい

コーヒーカップを選ぶときに、デザインや形状、容量や価格を見て選ぶ人は少なくありません。しかし、1日に何杯もコーヒーを飲む人なら、コーヒーカップの重量も考慮すべきでしょう。どんなに素敵でも、重いコーヒーカップはストレスの元になりかねません。ずっしりしたコーヒーカップを口元に運ぶ度に、手首に負担が掛かり、途中でこぼしてしまわないか心配になることも。その点、コーヒーかすから出来たカプチーノカップの重さは80gほどと軽量で、ストレスフリーです。

天然素材だから安心

Kaffeeform社の製品は、地球環境のことを考えて作られているため、再生可能な材料のみを使用しています。コーヒーかすと植物ベースの天然素材から出来ているので、環境面においても安心して使うことができるでしょう。中には、割れにくくて軽いという理由から、プラスチック製のカップを愛用している人もいるようです。しかし使いやすいプラスチック製のカップですが、熱い飲み物を入れると有害物質が溶け出す恐れも。地球のこと、健康のことを思うなら、できるだけ天然素材のコーヒーカップを使用するようにしたいですね。

ほのかに漂うコーヒーの香り

Kaffeeform社の製品はどれも、ベルリンにあるコーヒーショップから提供されたコーヒーかすを材料としており、ほのかにコーヒーの香りがするというユニークなコーヒーカップです。熱々のコーヒーを入れて飲めば、さらに香り高いコーヒーのアロマを楽しめるでしょう。

保温性に優れている

せっかく美味しいコーヒーを淹れたのに、冷めてしまったら台無しです。特に寒い時期には、保温性の高いカップに入れて、熱々のコーヒーを楽しみたいですよね。その点、温もりを感じるデザインのKaffeeform社のコーヒーカップは、保温性にも優れています。Kaffeeform社の創立者であるユリアン・レヒナー氏は、「もともと保温性を考えて作った訳ではない」と述べていますが、保温性の高さはコーヒーかすのおかげなのかもしれませんね。

耐久性が高い

コーヒーかすから出来ているだけに、耐久性を心配される人もいらっしゃるでしょう。ところが、Kaffeeform社のコーヒーカップは高い耐久性を持ち、食洗器に入れることも可能です。一見もろそうに見えますが、落としてもそう簡単に割れることはありません。長く使うほど、コーヒーカップの色は褪せて白っぽくなっていきますが、耐久性はそのまま。使えば使うほど、きっと愛着が湧いてくるでしょう。

特別なコーヒーカップをお探しなら

これからの季節、大切な人へのプレゼントをお探しの人もいらっしゃるでしょう。コーヒーかすから作られたユニークなコーヒーカップは、コーヒーが大好きな人へのギフトにぴったりです。毎日の暮らしにコーヒーが欠かせない人であれば、いくつコーヒーカップがあっても嬉しいのではないでしょうか。

 

 

カップとコーヒー豆
話題の「コオロギコーヒー」をご紹介! コーヒーの2050年問題解決の糸口になるかも?!
2020.10.30
いつもとは違うコーヒーが飲みたいと思うなら、コオロギコーヒーはいかがでしょうか? 昆虫食をこよなく愛するひとりの現役大学生が発案したコオロギコーヒーですが、もしかすると将来起こり得るコーヒーの2050年問題の切り札になるかもしれません。 本記事では、話題性抜群のコオロギコーヒーについてご紹介します...…

 

参照サイトURL:https://www.kaffeeform.com/

関連キーワード
コーヒー, 知識の関連記事
  • ネスカフェゴールドブレンド
    【コスパか味か?】コーヒーはインスタントとレギュラーのどっちがオススメ?
  • 【夏のおすすめ】時間が経っても美味しい氷コーヒーの作り方とポイント
  • パリのカフェ
    【希代のコーヒー好き】フランスの文豪バルザックのコーヒー習慣
  • コーヒーツアー
    コーヒーに魅せられて!海外でおすすめのコーヒー農園ツアー3選
  • カフェミストとは?オススメのカスタマイズや自宅での作り方も紹介!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう