先週末、女友達が家に遊びにきた時のこと。お菓子作りが趣味の彼女は、家で焼いたというカップケーキをお土産に持ってきてくれたの。そのカップケーキがもう絶品! 2人にしてはかなりの大きさだったんだけど、あっという間に完食(笑)最近お気に入りのコーヒーも淹れてゆっくり昼下がりを楽しんでた時に、おもむろに彼女が取り出したのは焼酎の金宮(笑)

 

体質上焼酎が苦手な私は、一人で楽しみ始めた彼女を眺めながら珈琲をずっと飲んでいたんだけどね、これはどうやら悩みがありそうな模様……。彼女、前にここで何度か話したことある子なんだけど、割と恋愛に対しては、こじらせ女子。

 

自分でもその自覚があるのかないのか、何かある度に「りか~聞いて~!!!!」と相談しにくるの。

 

でもその子って、相談と言いつつ私のアドバイスなんか全然聞いてやしないの(苦笑)女性”あるある”だけど、ただただ聞いてほしいだけなのよね〜きっと。

 

今回のお相手は、彼女の1歳年下で、仕事はフリーの管理栄養士。彼とは友達の紹介で知り合って、この前初めて2人で会ったんですって。デートの場所は公園。コロナのこともあって、「日中に数時間公園でお話しましょう」みたいな感じの平和な時間だったそうよ。公園近くのカフェで飲み物をテイクアウトして、ベンチに座ってお互いのことをそれぞれ話して、その日は、さよならしたそうなの。

 

りか「ふむふむ。いいじゃない! これから付き合うにしてもそうじゃないにしても、ゆっくりお互いのことを知っていけたらいいいね。彼も誠実そうだし、なんかいい感じじゃん」

 

女友達「いや、でもさ~。その後、LINEでやりとりしてるんだけど、私のこと好印象だったって言ってくるの。居心地がよかったとか。でも、たった1回会っただけで私の何がわかるの?って感じしない? しかもまだ私、前の人のこと結局まだ好きなんだよなぁぁぁ。どうしよう、この人のことどうしよう。どう思う? 付き合ったらいいと思う?」

 

りか「いや、てかまだそんな白黒はっきりさせる時期じゃなくない? 好印象だったって言ってくれたことは、まぁ素直に喜んでおけばいいんじゃないのかな。それこそまだ1回しか会ってないんだし、付き合う付き合わないとかは、もう少しあとでいいんじゃないのかなって思うけどね」

 

女友達「え? だって、白黒はっきりつけたいじゃん! でも無理だろうな~。私が無理だろうな~。いやでも 優しそうだったし、誠実そうだし。私のこと好きなのかな。聞いてみようかな」

 

りか「え、はやすぎるって(笑)」

 

そうなの。控えめに言っても、ここが彼女の悪い癖。これまでに聞いてきた恋愛もそうだったけど、たった1回会ったり、1度体の関係になったりすると「私のことどういう風に思ってる?」とか「私たちってセフレなの?」って男に時間という猶予を与えることなく猪突猛進しちゃうのよ。

 

それで結局逃げられる。

 

私は話を聞く度に、「もう少しゆっくり考えたら」って私は言い、彼女は「そうだね」と言いつつも、おそらく彼女は何も聞いていない。

 

りか「そもそも聞いてどうするの? 相手があなたのこと好きって言ってくれたとしても、まだ前の人のこと忘れられてないんでしょう。だったらそれ、聞く意味あるのかな。その質問、相手が少し可哀想だと思うけど」

 

女友達「え~。だって聞いておきたいじゃん気持ち! ぱっぱっぱっていきたいの。でも最近、付き合うってどういうことだったか忘れちゃって。まだ彼に対してなーんにもわかんないや、やっぱり。いや~でも、ちょっとないよな~彼。」

 

りか「てか、そもそもまだ決めつけるほど会ってないでしょ?(苦笑)私さぁ、今まで何度も言ってるけど、焦って恋愛してもいいことなんて、ひとつもないよ。もう少し自分のことと相手のこと、大切にしてみたらいいんじゃないかな」

 

女友達「そうだね! うん! りかの言うとおりだ。ちょっとジラしてみる!!」←(全然伝わってない)

 

そう言ってスッキリした顔で帰っていった彼女。驚いたのはその後。彼女が帰って1時間後くらいに、彼女から衝撃のLINE。

 

 

「やばい!りか。付き合う事になった!!!!」

 

 

いやもう。わけわかんないから。忘れられないと言っていた元彼の人はど〜した。。(笑)私に相談してた2時間半ど〜した(笑)。。

 

私、思うのよね。

 

初めて会った男女がその日のうちに付き合うっていうのも、まぁ珍しくはない。ただ、彼女の場合はそんなシンプルな感情じゃないのよね。

 

あなた自身も言ってたわよね? 「たった1回会っただけで私の何がわかるの」って。でもそれ以上に、承認欲求がとても強いのでしょう。正直な所、自分を「好き」と言ってくれる人なら誰でもいいように見えてしまった。

 

白黒つけたいって気持ちもわかるけど、彼女自身気持ちがまだ追いついていっていないのに……。なんでもかんでも、ぱっぱと決めてどうするかしら。上等な恋愛テクニックを持っている女性なら話は別だけど、そんな女性ならこんな風に焦って行動することはないことでしょう。

 

彼女は、焦って失敗し続けている過去の自分自身から、何も学んでいない。

 

なんでもすぐに決めることって美徳にも聞こえるけど、この場合は、決断力があるというのとは全く違う。これじゃあ、考えるという行為を放棄してるも同然じゃない。そんな風に恋愛しても、結局は相手のことも自分のことも大事にできていない。

 

だから、うまくいかないのよ。

それでまた、彼女自身が傷ついてゆく。

 

そうは言っても悲しいことに、彼女には全然響かないのよね。せめて今回の恋愛、これから互いにいい関係になっていきますように。

 

そう願うしかなかった。

 

 

 

自分勝手な優しさの果てに
2020.4.30
GW真っ只中! STAYHOME真っ只中! 最近はウーバーでお気に入りのお店のコーヒーを届けてもらって、ソファに座ってぼんやり外を眺めながら飲むのが自分の中で流行中。リモートワークが始まった頃は慣れない環境に戸惑ったけど、人ってすごいわよね。この日々にも順応しつつある今日この頃。 幸い家の近所に...…

 

 

 

 

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