私の住んでるマンションは、駅と駅のちょうど真ん中あたり。会社の最寄駅まで1本で行ける駅の方を普段は使っているんだけど、普段は使わない駅の方がおしゃれなカフェが多いということに最近気づいたの! 住み始めてもうすぐ2年半。まだまだこの辺り、奥が深そうね。
そんなこんなで最近見つけたカフェで週末も仕事をしてきたんだけどね。そのお店、電源もwifiも完備されていて、オープンスペースをみんなで使うような感じのお店。お店に自然光が差し込む感じも最高で、まぁ仕事がはかどるはかどる! ちなみにマフィンとカフェオレも最高なの。オープンして間もないお店みたいだけど、さすがはそんないい感じの店とあって、続々とお客さんが入店。
私はカフェラテを飲みながらパソコンかちかちやっていたんだけど、そんな私の隣りに20代後半とみられる女子2人組がやってきたの。最初は気にすることもなく作業していたんだけど、長く一緒の空間にいるうちに、だんだんだんだん、気になってきた。
とにかくその2人組、愚痴が多い。多すぎる。よくもまぁそんなに不満発生できるなと思うほど、口からでる言葉は不満ばかり。
例えば、その日は雲一つない青空がひろがるいーい天気だったの。気温も高めで、「家で仕事するにはもったいない日! 天気のよさを感じながら仕事しよう」とカフェまで来た日だったんだけど……。その子たちから見たら、その日は最悪な日らしい。
女子A「あ~もうこんなに天気よくて最悪! 紫外線ものすごいことなってるじゃん! 日焼け止め塗りなおさなきゃ~。あ~もう最悪!」
女子B「わかる~もうほんとやだ。なんか天気のいい日って疲れるんだよね。こんなに晴れなくてもよくね? うけんだけど」
って感じ。それでもまだ、この会話なんて可愛い方。
話題はそれぞれの彼氏の話になり、不満をぶちまけ始めた。
女子A「てかこの前さ、彼氏が突然プレゼントくれたの。誕生日でもなんでもないのに。なんだったかな、あ、そうだ。ボディクリームだ! 私が欲しかったやつで、その時は超~うれしかったの。でもさ、これってよく考えるとあれじゃない? 試されてない? これ、私にもサプライズプレゼント求めてるってことじゃん。あ~もうほんとそういうのめんどくさい。まじ最悪。そんなんだったらいらないよね~? あ~ほんとやだ」
女子B「わかる! やだよねそういうのー。うちの彼氏もそうだよ。基本私が料理作るんだけど、この前家に帰ったら、彼氏がご飯作ってくれてたわけ。たまには俺も作んないとな~とか言って。でもさ、もうぐっちゃぐちゃなわけよ、台所! さらには味ももうなんの味もしないっていうの?(笑)こういう時って喜べばいんだろうけど、なんか喜んだふりしかできなくてさ。いや~な気持ちになったんだよね」
……。最初はね、探り合いのマウント取り合いな会話かと思ったの。「こんなことしてもらって~、でも迷惑で~」みたいな自慢をしてるんなら、まぁ友達にはなれないにしても可愛いところあるなとか思ってたのよ、私も。でも、聞けば聞くほどこの2人、本気でそんな行動をしてくる彼氏が不満みたいなの。
他人だしどうでもいいけど、今すぐ彼女たちから離れた方が彼にとってよさそうよね……。
私、思うのよね。
同じ事柄でも、その人の受け止め方によってそれが「幸せなこと」にも「不満なこと」にもなり得る。
そこにある小さな幸せを見つけられるかどうかは、これから先の幸せにもつながっていくと思うのよね。
つーかあなた達の彼氏、おそらく相当いい彼よ?
ボディクリームを買った彼は、なんでもない時にあなたのことを思って、「あ~、これ、○○によさそう」って思って、ただただシンプルに買っただけ。見返りなんて求めていないんじゃない? そもそも、 そういう考えになるってことはあなたが常に見返りを求めているんじゃないのかしらね。
そんな疑心暗鬼にならず、その彼の優しさや思いやりの温かさに「幸せだなぁ。ありがたいなぁ」って浸ればいいだけなのにね。
料理を作っていた彼は、きっといつもあなたが疲れて帰ってきているのを見て、自分もなにかしてあげたいって思ったんじゃないかしら。そりゃあ最初は不慣れだろうから台所もぐちゃぐちゃになるし、味もまぁそういうことだってあるでしょう。でも、大事なところってそこじゃなくない? 彼が、あなたを考えて行動を起こしてくれたっていう所が大切な部分じゃないのかしら。
味や台所のぐちゃぐちゃなんて大した問題にもならないわよ。その彼のあなたを思う優しさに思いっきり甘えて「ありがとうね。すごく嬉しい。台所はそうだね、一緒に片付けようね♡」って幸せに浸ればいいじゃない。
天気にしても恋愛にしても愚痴ばっかのあなたたち。
大事なことを見落とさないようにね。
生きていれば嫌な事だってそりゃぁあるけど。
幸せな事すら嫌な事にわざわざ変換する必要なんて、1ミリだってないんだからね。

