夏日かと思えば肌寒くって、寒いと思えばまた夏日。
暑いと寒いの繰り返しで、体調崩してしまってる方、多いんじゃないかしら。
その日の気温によって、飲むドリンクもだいぶ違う。
その日も、注文するドリンクををホットコーヒーかアイスコーヒーかの狭間で、ゆらゆら心が揺れていたの。
そんな時に、すぐ横のカウンターに座った淑女の言葉がずんっと響いた。
「いくら元がきれいな顔だちをしていても、中身は外見に滲み出るわよ。特に歳を重ねてからはね。」
彼女は続ける。
「生まれたての頃はもうみんな平等でしょう? 顔立ちが整っていてもブスでも、みんな赤ちゃんのことは可愛いって言うでしょう?
でも、物心ついてからは、どうしたって可愛い方がモテる。もうねぇ、それはしょうがないの。それは変えられない現実だから。でもねその時、モテない側もモテる側も、心が腐らないかが、めちゃくちゃ重要」


私、共感しすぎちゃってうっかり話に入りそうになるほどだった。
そう。
持って生まれた外見スペックって、歳を重ねれば重ねるほど、もう全く関係なくなってくるのよね。
あなたの周りにもいない?
可愛いのに、性格の悪さが滲み出て、確かにかわいんだけど全くモテなくなった女性。
それとは真逆に
顔立ちはいたって普通なんだけど、なんだか輝いてて、同性にも異性にもモテる女性。
前者はそう。おそらく昔モテすぎて、ちょっと調子に乗ったまま生きてきちゃった女性。モテた女性ほど、ちょっと自分に優越感があるのよ。それはもうしょうがないことだけど・・・・・・。
でもね、言っちゃえば、ほんとのところ、
あなたよりキレイ、可愛い子なんて腐るほどいるわよ。
その現実を謙虚に受け止めていたら、中身も美しいままだったのに。
後者はそう。顔がよければモテる小中高時代は特にモテなかったけど、それに対して、ひがまずに(むしろ興味を持たず?)あの子はあの子、私は私、と腐らなかった女性。
中身の美しさは、歳を重ねるほどに浮き立つものなの。
人よりちょっといい外見に、かまけてなんの努力もしてこなかった女性。
外見は気にせず、自分を見つめて生きてきた女性。
そりゃあ、差が出るに決まってるわよね。
でもね、私の友達に1人。
誰もが振り向く絶世の美女がいるんだけど、その子って中身も腐らず美しいままの女性なの。
なかなか珍しいパターン(笑)
ある時、聞いてみたのよね。
「ねぇ、そんなにきれいなのになんで性格もそんなにいいの?」って。
まぁこの質問自体、私がひねくれてるんだけど(苦笑)
で、彼女はこう答えたの。
「あぁ、私親にね、ずっと、【調子のるなよ? 中身がキレイなのが一番だからね。まわりはちゃんと、見てるからね】って言われながら育ってきたの。」
ですって……。。。
親のそういう言葉って、結構ずっしりくるものよね(苦笑)
そして効果は、かなり絶大。